野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

初冬の木の実、草の実

2017-12-04 17:43:42 | 散歩

 公園を歩いていても自然の花にはそうは出会えない季節になった。代わりというわけではないが

今日は公園で見かけた木や草の実。

  見上げたらたくさんの実をつけていたイイギリ。

 

 ガマズミの実は照り輝いている

 

 これも赤い実だ、マユミの実。

 冬の寒々とした風景には赤い実が嬉しい。

 

 マンリョウの実

 

 3桁下がったジュウリョウ(やぶこうじ)の実

 

  まだまだ赤い実はある。ちょっと趣のあるヒヨドリジョウゴの実

 

 和菓子のようでおいしそうなサネカズラの実。食べた人の記事がここにあった。

 

 フユイチゴの実は少しだけ酸っぱいがまぁ食べられる。でも小さいので

食べた感じはちっともしない。

 

 ハダカホオズキの実。望遠で撮ったらぶれてしまった。周りの草は彼岸花の葉っぱだ。

 

 赤い実のトリはムサシアブミの実。なかなか重量感があり、風格もあり

 取りにふさわしい。

 

 ちょっと色あせてしまったが、コムラサキシキブの実は名の如く紫色

 

この後に綺麗な実を見つけた。

 

 これも紫色だが何の実なのか分からなかった。

 

  黒い実を二つ、ヤブランの実。

 

 枯れ枯れのヒオウギの実

 

 センダンの実はまだ緑色だが、やがては白くなる。

 

 ジュズダマの実は緑色→黄色→黒色と変わっていく。

 

 ヒッツキ虫とも呼ばれるオナモミの実。マジックテープはこれをヒントにして発明されたらしい。

 

 おまけは真っ赤な蕾が可愛い十月桜

 この辺で。


彩湖を歩く

2017-12-02 06:27:30 | 散歩

 年をとると体のあちこちにガタがきて、今までは普通に出来たことが出来なく

なってしまう。情けない。或いは突然親や身内、親しかった友に先立たれてしまうこともあり

それはそれで言いようもなく辛い。そして寂しさだけが残る。身内の介護に疲れ果てて苦しみ

悩むこともあり、或いは自分自身が病に伏して家族に迷惑をかけることもあるだろう。

 年をとるということは何と理不尽で嫌なことだろう、今まではそう思っていた。

 そんな折、一つの言葉に出会った。

今年99歳になるエッセイスト吉沢久子さんに「下り坂の人生を楽しむ」 という言葉がある。

人には下り坂でしか見えない風景があり、そこでしか味わえない楽しみがあるのだという。

「一人で生きること」、「相手を尊重すること」、自分を含めて「変わらないものなどない」

と思い定めることが彼女の生きる指針なのだという。私もいつかはそんな達人のような境地で

老いを楽しむことができたら良いのだが………。

 

 さて今日は埼玉県の荒川沿いにある公園にやって来た。彩湖は荒川第一調節池が正式名称。

洪水や渇水対策のために20年前に作られた人工池である。

 

 たくさんの運動施設がもうけられていて、平日にもかかわらず多くの人がそれぞれの運動を楽しんでいる。

 

 私の目当てはカンムリカイツブリなどの冬鳥を探すこと。

 探す間もなくさっそくお目当ての鳥に出会えた。

 今はまだ渡って来たばかりでなかなか警戒心がとれてないようだが、思わぬ近くに寄ってくれることもある。

 

 

 この日は30mぐらいのところでリラックスしている姿が見られた。

 

 ここではユリカモメの姿を見ることもできる。

 

  人馴れしているのか近くまで寄っても寛いでいる。

 

 頬にある黒斑が笑窪のようで可愛い。

 

 

  じっと見ているといろいろな動作をしてくれ飽きない。

 

 足元を見つめ

 

 冬日に目を細めて

 

  それでも猛禽類が近づいたり、人が急接近したりすると、慌てて飛び立つ。

 

 

 暫く上空を旋回しては、やがて元いたところに戻ってくる。

 

   管理橋の辺りまで歩いてきた。これは池の上にヨットがいるわけではなく、ラジコンで操縦されたヨット。

いつも決まった場所で数人の愛好者(結構年配の人が多い)がヨットを泳がせている。

 

 こちらは本物の人間が乗ったウインドサーフィン、これもよく見かける。

 

  橋を渡り、対岸を駐車場のあるあたりまで戻る。

 少しずつではあるがそろそろ冬鳥たちも増えてきているようだ。

 ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、カワウ、オオバンなどがいる。

 

 お昼近くなったせいか、体に首を突っ込んで寝ているカモが多い。

 

 白っぽいのがカンムリカイツブリ

 

 何かに追われて水面を滑走してきたのもカンムリカイツブリだ。

 

 

 見上げた電線の上にジョウビタキの♀がとまった。

 

  しばらくするとまだ冬羽に変わりきらないキンクロハジロが滑走してきた

 

 

 いつの間にか電線のジョウビタキがモズに変身していた。

 

 おまけは警戒心の強い野良、強い眼力でこれ以上は近づかせてもらえなかった。

 この辺で。