去年に引き続き今年も神奈川県のとあるダム湖を訪れた。前回の記事はこちら。
今年は暖冬らしく、雪も見られず暖かい。用意した手袋やマフラーもザックの中に入ったまま出番はない。
正月以来天気は快晴が続きとても過ごしやすい。ということは冬鳥にとっては
山でも充分に餌が取れるので里に下りるまでもないということになり、翻って
バーダーにとっては見られる鳥が少なくなるという不幸な事態になる。
長い望遠レンズ を三脚に据えたオジサンがいたので、聞いてみるとウソだという。
確かにウソなのだが、枝に隠れてなかなか出てきてくれない。
これで精いっぱい。
ジョウビタキの♂は、すぐ近くまで寄ってくれたので有難かった。
これはよく見かけるコゲラなのだが、ヤマフジのさやに取りついているのは初めて見た。
鞘隠元の中にも虫はいるのだろうか。
声がするので藪の中をしばらく探していてやっと見つけたルリビタキ
湖面に浮かんだ筏にはカワウの群れ
釣り人に聞くとワカサギを狙っているのだという
少し遠目だが、湖沼の魚を餌とするミサゴのようだ。
橋の上でワカサギ釣りの人が崖にカモシカがいるよと教えてくれた。
どうやら崖にへばりついて木の皮を食べているようだ。
逆光の中の倒木が神秘的だ。
この日出会えた鳥は20種足らず。鳥の鳴き声もあまり聞かれず、一番期待していたベニマシコには最後まで出会えなかった。
見たという人はいたのだが……。それでもウソやルリビタキ、そしてカモシカに出会え、ヤマセミも写真には撮れなかったが
鳴き声と飛び去る姿を見ることができた。まあそこそこ来た甲斐はあったというものだろう。
穴埋めではないけれど、ツルウメモドキに来ていたメジロを最後に載せておこう。
この辺で。