北海道には人の住む島が5つある。奥尻島、利尻島、礼文島。
そして残る二つが今回訪ねた焼尻(やぎしり)島と天売(てうり)島となる。
jr東日本の大人の休日俱楽部パスを利用して4泊5日の旅に出かけた。
朝6時前に家を出て新幹線で新函館北斗駅に着いたのが10:53で、ここまでは
あっという間だったのだが、そこからが長かった。新函館北斗から札幌までが
特急で4時間近く、そこから深川、留萌との乗り継いでその日は留萌泊まり。
半日近く電車を乗り継いで留萌駅に着いた時には午後5時を超えていた。
駅近くの木賃宿めいた旅館。素泊まりで4000円と安かったが、部屋の
タバコ臭がきつかった。
翌朝は羽幌港にむけて朝6時のバスに乗った。バス停近くの古びた家。
港まではバスで海岸沿いに走り葯1時間半かかる。
途中、海岸からアオバトの群れが飛び立った。アオバトは普段森の奥に住んで
いるのだが、時折群れで現れては海水を飲む習性があるのだ。
親切なバス運転手さんに一番港に近いバス停を教えてもらった。フェリーの港までは
10分足らずの距離、見晴らしの良い堤防を歩く。
船着き場が見えてきた。
今停泊しているのは8時発の高速船さんらいなあ2号。
私が乗るのは少し安い8時半発のオロロン2号で焼尻島までは1570円の運賃だ。
早速切符を購入して船に乗り込んだ。乗客は30名前後。
船が港をゆっくりと離れていく。
オオセグロカモメ
途中ほとんど揺れもなく、一時間で焼尻島が見えてきた。
少し雲が多いのが気になる。
家を出て27時間と30分後、やっと念願の島に降り立った。
とりあえず荷物を今夜止まる民宿に預けることにした。
集落は津波を警戒してか全て高台にある。
右手の階段をあがると港が見下ろせる。
人と荷物を下ろした船が天売島に向かっている。
この古めいた建物は郷土館。有料で公開されているようだ。
隣の郵便局は立派な建物だ。
ここから二軒離れたところに民宿はあった。
>続く