FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 

2012-03-25 17:47:31 | クライミングレッスン報告
3月20日(火) メンバー:かんちゃん(小2)、あかねちゃん(小2)、リオンくん(小2)、はや君(年長)

始めの体操の時間。
小さい子たちのクラスは、いろいろな動きを入れて行くことにする。
今日は小さなお手玉のようなボール、ハッキーサックを使って手指の運動。
片手で相手の投げたハッキーを片手で受け取る。
他の人の迷惑になるといけないので、至近距離で
すごく近いのに、まだ小さい子どもたちには片手キャッチが難しいみたいだね

準備体操とストレッチをしたあと、基本練習。
ちびっこクラブでも、今回から基本練習にルーフでの動きを追加。
二つのホールドを持ってくるっとでんぐり返しをする動きや、
ジャンプしてホールドに飛びつき、キャッチする動きを入れる。
子どもたちは楽しそうに目まぐるしくチャレンジ

基本練習の後、今日はルートから。

かんちゃんは一反木綿のピンク■10aを足自由・トップロープで。
今日はかんちゃんパパがビレイを買って出てくださった
遠くから見ていたけれど、一撃だったみたいだね、お見事~

かんちゃんパパがビレイをしてくださっていたので、同時進行ではや君のトライ
「ギャラリー」という名前の壁のトップまでを、手足自由・トップロープで。
今日は過去2回成功させたところとは違う場所を通るラインを試してみるが、
残念ながら途中まででリタイヤ
またリベンジしてみようね。

リオンくんは「ギャラリー」の向かい側にある「ショートウエーブ」壁を手足自由・トップロープで登り切りたい
ずっとこの目標に向けて頑張っているのだけれど、どうしても途中で怖くなる
今回は特にルートのトライが久しぶりだったため、それが顕著になった
今日はせっかくパパが来てくれたから、良いところを見せたかったのにね~
でも、以前出来なかったテンションはきちんと出来るようになりました

かんちゃんパパがビレイしてくださって、あかねちゃんもリオンくんと同時進行で登ることができた
今5.8にトライ中だけれど、前回はギャラリー壁の赤/が登れなかった
なので今日は違う5.8、同じギャラリーにある白□にチャレンジしてみたけれど、
こちらも遠い一手がどうしても取れずに残念ながらリタイヤだった
ビレイを手伝ってくださったかんちゃんパパ、ありがとうございました

あまり長いこと停滞しているとつまらなくなっちゃうから、ルートも次回は違うことをしてみようかな?

「ちびっこクラブ」は、小さい子どもたちのためのスタートクラス。
4月からはもう少し「遊び」中心に、クライミングやその他の「動き」を体感する内容を多くして行こうと思っている。
本格的にクライミング技術を習いたい子は、レベルアップレッスンをご利用くださいね~




<レッスン日誌>中級特別レッスン@NOSE

2012-03-23 10:57:03 | クライミングレッスン報告
3月18日(日)  メンバー:コーヘイ(小6)、タクミ(小6)、ユキちゃん(小3)

午後は相模原のほうにある「NOSE」というジムでチームメンバーのレッスン。
チームの子どもたちの多くがホームジムとしているpumpは、小学生のビレイが許されていない。
なので、毎月アウトドアの予備日を使ってこちらのジムまで「遠征」しているのだ。
今月、どうにかアウトドアが実施出来たので、「NOSE」レッスンの希望者を募ったところ、3名が名乗りを上げた

6年生のコーヘイとタクミは、中学生になったらりんちゃんやユイトと一緒に自主練習に加わるようにしてもらいたいので、2人で組んで登れるよう、今日はビレイの特訓だ
コーヘイは小さいころから馴染んできているので大きな問題はない。
トップロープの補助ロープなしでも、彼のビレイは割と安心して見ていられる

一方クライミングを習い始めてそう経っていないタクミは、ビレイとなると大わらわ
ヒトの命を預かっている、という重大なこの仕事の使命を考えただけでテンパッてしまうのだ
でも、それほど重大事に捉えているタクミの考えはとても正しいよ
ただその責任感に負けて冷静さを失わないように、頭をクリアに、そして正確な技術を体に叩き込もう
クライミングは知性の要るスポーツなのだ
 がんばれ、タクミ

クライミング技術のほうはみんなそれぞれ今日の目的が違う。

ユース選手権が近いコーヘイはオンサイトのトレーニング。
「NOSE」のルートはグレードにあまり関係なく悪いワンムーブやホールドが出てくるので、
オブザベの見立てとは違った時の現場処理の良い練習になる
今日は11b~cくらいをオンサイトトライしていたが内容は充実していたようだったよ

タクミは先月のNOSEレッスンでトライしたスラブの11aに闘志を燃やしている。
スラブは彼の得意とするところなので、何とかレッドポイントに持ちこめそうなのだ
1回目トップロープでムーブ練習。ノーテンションで登りきった
「よしリードする」とタクミ。あまり休まずに取りついたけれど見事レッドポイント
めでたくタクミの初イレブンとなった 
ゴールで「やったぁぁぁ」と叫んで、嬉しそうだったねおめでとー

ユキちゃんはまだリードが怖い
しかもまだ3年生。出来ることをたくさんしよう
今日はルートを10本。登ったことのあるものでも、簡単なものでも、リードでもトップロープでも
でも、見ているとリードでもしっかりチャレンジしていたね
ノルマがすんだら彼女の大好きなボルダーをしていて良いよ、と言ったらとても一生懸命にルートを頑張っていた
時にはその子の意志に任せると、自分で伸びようとするものなんだなぁ

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-03-22 11:03:56 | クライミングレッスン報告
3月18日(日) メンバー:ショータ(小4)、かんちゃん(小2)

初級コースの進度がちょうど同じくらいの2人。今日が初顔合わせだ。
かんちゃんは1年生の時から「ちびっこクラブ」という小さい子のためのスクールでで登っていて、
時々レベルアップレッスンやアウトドアも受けている。
なので、4年生だけれどクライミングを始めて間もないショータとまだ2年生だけれどずっとクライミングを続けているかんちゃんは、同じくらいの進度にいる。

準備体操のあとボルダーで基本の動きの練習。お互いに何となく相手の技量を確かめているようすで、相手の登っている様子を見る目が鋭い
ムーブの学習では、「ステミング」を練習することに。私が課題を作り、2人が登る。
少し難し目の課題だったけれど、2人とも頑張って完登した
かんちゃんはいつもこのムーブを忘れてしまうので、「ちゃんと覚えておこう」ということで自分のファイルのメモコーナーにステミングの様子の絵を添えていた

ルート。
ちょうど2人とも10aをトップロープ、足自由でやっているところ。
かんちゃんは一反木綿の白/、ショータはショートウエーブの黄色■を選んでトライ
二人ともなかなか粘りのある良いクライミングで完登した

最後にビレイの仕方の学習。
これもちょうど同じレベルの2人。合格はもう少し勉強して覚えなくてはいけないところがあるね、というところまで一緒の2人だった
レベルの揃うちょっと気になるライバル的な存在は大事だよ。そしてそういう2人が仲良くなってお互いに切磋琢磨する環境が出来るともっと良いんだけどね

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2012-03-21 13:57:51 | クライミングレッスン報告
3月17日(土) メンバー:りんちゃん(中2)、ユキちゃん(小3)、タクミ(小6)、コーヘイ(小6)

ユイトがお休み
彼はクライミング以外にもロボット関係の大会にも出場しており、そちらのほうも忙しい

さて、チームの練習会では、昨年から机上学習の時間を設け、各テーマについて学んでもらうようにしている。
昨年はメンタルについて学んでもらったが、結構効果があったようだ
やはり自分で知識を持ち、自覚して行うのと、ただただ言われたことをこなすのとでは違いがあって当然だろう

チームメンバーもだんだん年齢が上がってきて、そろそろ軽いトレーニングを入れても良い子どもたちがふえてきた。
そこで、今年はトレーニングについて毎月少しずつ勉強して行くことに。
6年生以上はかなり熱心に参加しているのだが、小3のユキちゃんは「え~まだ全然わかんなーい
…わかんないなりに聞いておいてちょうだい。
次回このテーマに取り組む時の下地になるに違いないから。

実技はボルダーで基本的なムーブの確認練習から。
コーヘイとりんちゃんは次の週末に行われる「JFAジュニア選手権」という公式大会に
東京都と神奈川県からの推薦で出場することになっている。
本当はもっとガンガントレーニングしたいところなのだが、二人の現状を考慮して
コーヘイは今取り組んでいるタワーの12b黄色↑のレッドポイントを目指したトライ、
りんちゃんは11bのオンサイトトライを3本。
彼女はこの練習会の前の時間もレッスンを受けており、そこでは11cをオンサイトしている。

二人とも前向きに取り組んで、りんちゃんは全勝
コーヘイは良いところまで行くのだがレッドポイントはかなわなかった

タクミは今は実力をつける時期。
ツナミの前傾壁になれる課題1本と10dのトライ。前者はかなり楽にこなせ、後者はオンサイトした
力が伸びてきているよ
その後はユキちゃんに協力してもらってビレイの練習をした。

一番小さいユキちゃん。
考えてみれば彼女はまだ出来ることをたくさんやって「楽しさ」を味わうのが良い年齢なのだ。
なので、今日は登れるルートをたくさん。
ママやパパに手伝ってもらってタイムを計ったりして目先を変えつつ本数をこなすことが出来た
さすがに最後はよれよれだったみたいだね。

レッスン終了後はタクミの誕生会をした
ユキちゃんのお家が「子どもビール」を差し入れしてくださったけど、面白かった
本当のビールみたいに泡が立つのね

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-03-20 13:04:32 | クライミングレッスン報告
3月17日(土) メンバー:わたる(小4)、ことちゃん(小2)

体験で初めてクライミングをしてから今日でレッスン4回目。
二人にとって、今日は飛躍の瞬間だった

まず、基本練習のトラバースでは重心の移動がずいぶんスムーズになり、
壁の中で動くことに慣れてきた様子。
わたるはクライミングの用語や注意点を良く覚えているのが良いところだね

これならと思い、今まで何を使っても良いことにしていたボルダー壁のトップまでの登りに
テープを指定してみると、二人ともピンクテープだけを使ってゴールまで行くことが出来た
スラブと垂壁を2本登ったところでボルダリングのグレードの説明をし、
ピンクテープの課題を全部で5つ登ると最初のレベルが合格だよ、と言うと
「ああと3つで合格だよーし」とやる気満々

スラブ壁のピンクテープ(8級)を全部と垂壁のピンクテープを2本登ってボルダーの「ひよこ」レベルを見事合格

わたるは「なんだかオレンジ(7級)も出来そう」とボルダリングに意欲を燃やしていたが、
ここでルートを挟むことに。
あまりボルダーで盛り上がってしまうとルートの時に疲れてしまって力が出し切れないことが良くあるからだ。

ルートはことちゃんが前回途中の目標のところまで行けてルートの「ひよこ」を合格している。
なので、今日はトップまで登りきり、ルートの「うさぎ」レベルを合格することが目標だ。
少々高いところが怖いわたるは前回ことちゃんが達したところまでがとりあえずの目標。
最初にことちゃんがチャレンジ
ことちゃんは持ち前の根性で見事トップまで登りきった
それを見ていたわたるは「やべ― 行っちゃった~

次はわたるの番。これは負けてはいられない
途中少し怖さが出たようだったけれど、力を振り絞ってこちらも見事完登

二人揃って仲良く最初のレベルである「ひよこ」を合格し、次の「うさぎ」のルート項目をクリアした
今日はグンと力を伸ばせた日だったね