FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>中級特別レッスン@NOSE

2012-03-23 10:57:03 | クライミングレッスン報告
3月18日(日)  メンバー:コーヘイ(小6)、タクミ(小6)、ユキちゃん(小3)

午後は相模原のほうにある「NOSE」というジムでチームメンバーのレッスン。
チームの子どもたちの多くがホームジムとしているpumpは、小学生のビレイが許されていない。
なので、毎月アウトドアの予備日を使ってこちらのジムまで「遠征」しているのだ。
今月、どうにかアウトドアが実施出来たので、「NOSE」レッスンの希望者を募ったところ、3名が名乗りを上げた

6年生のコーヘイとタクミは、中学生になったらりんちゃんやユイトと一緒に自主練習に加わるようにしてもらいたいので、2人で組んで登れるよう、今日はビレイの特訓だ
コーヘイは小さいころから馴染んできているので大きな問題はない。
トップロープの補助ロープなしでも、彼のビレイは割と安心して見ていられる

一方クライミングを習い始めてそう経っていないタクミは、ビレイとなると大わらわ
ヒトの命を預かっている、という重大なこの仕事の使命を考えただけでテンパッてしまうのだ
でも、それほど重大事に捉えているタクミの考えはとても正しいよ
ただその責任感に負けて冷静さを失わないように、頭をクリアに、そして正確な技術を体に叩き込もう
クライミングは知性の要るスポーツなのだ
 がんばれ、タクミ

クライミング技術のほうはみんなそれぞれ今日の目的が違う。

ユース選手権が近いコーヘイはオンサイトのトレーニング。
「NOSE」のルートはグレードにあまり関係なく悪いワンムーブやホールドが出てくるので、
オブザベの見立てとは違った時の現場処理の良い練習になる
今日は11b~cくらいをオンサイトトライしていたが内容は充実していたようだったよ

タクミは先月のNOSEレッスンでトライしたスラブの11aに闘志を燃やしている。
スラブは彼の得意とするところなので、何とかレッドポイントに持ちこめそうなのだ
1回目トップロープでムーブ練習。ノーテンションで登りきった
「よしリードする」とタクミ。あまり休まずに取りついたけれど見事レッドポイント
めでたくタクミの初イレブンとなった 
ゴールで「やったぁぁぁ」と叫んで、嬉しそうだったねおめでとー

ユキちゃんはまだリードが怖い
しかもまだ3年生。出来ることをたくさんしよう
今日はルートを10本。登ったことのあるものでも、簡単なものでも、リードでもトップロープでも
でも、見ているとリードでもしっかりチャレンジしていたね
ノルマがすんだら彼女の大好きなボルダーをしていて良いよ、と言ったらとても一生懸命にルートを頑張っていた
時にはその子の意志に任せると、自分で伸びようとするものなんだなぁ