FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL&レベルアップレッスン@FREEDOM

2011-06-10 13:16:16 | クライミングレッスン報告
5月24日(火)

DOM KIDS SCHOOL メンバー:アオイちゃん(小6)、ナナちゃん(小6)、ハヤト(小3)、たっくん(小3)、カイ(小6)、みそらちゃん(小1)

今日は新入会のカイと体験のみそらちゃんを加えて大賑わい 
体験のみそらちゃんはなかなかクライミングセンスが良い このスクールは6月に定員に達してしまうので、残念ながらキャンセル待ち たまにはジムに自主練習で登りに来たり、少し遅い時間だけれどそのあとのレベルアップレッスンなどを利用して、続けてくれると良いなぁ

基本技術では、たっくんが少しずつ「技術を身につけよう」という意識が芽生えてきたようだ 基本ムーブも大分フォームを意識するようになってきた ハヤトはたっくんとは対照的に基本技術の習得意識が高い。なのですでになかなか良いフォームでクライミングをする もう少し成長して体が出来てくるとぐっと伸びる感じだ
他にもスポーツをしているカイは6年生ということもあり、また体力も運動能力も他の2人の男の子よりかなり上。しかもフォームの大切さを他のスポーツで経験的に知っているので、基本練習の取り組みも良いそれでも「どこまで行けるかチャレンジ」(壁のトラバースを落ちずにどこまで行けるか)ではちびっこ2人のほうが遠くまで行けているんだから、ちびっこ2人も技術がついてきているんだねー
技術力の成長が見られるのは、女子2人もかなりのもの 覚えた基本的ムーブを駆使して中級の課題はかなりこなせるようになってきている。この調子で続けてほしいな


レベルアップレッスン@FREEDOM メンバー:ユキちゃん(小3)、りんくん(小1)

聴覚に障害のあるりんくん。でも、クライミングがとても楽しいらしく、張り切ってレッスンを受けてくれる
一緒にレッスンを受けるユキちゃんは「上手になりたい」ととても強く思っているので、正直なところはじめはこの2人の組み合わせに不安を覚えた。
が、いろいろな人がいて、そして障害もある人もいて、みんな一生懸命に生きているんだよ、ということをユキちゃんに知ってもらう良いチャンスだと考えたので、あえて一緒にレッスンをすることにした。
レッスンの最初の自己紹介。唇の動きで発音を知るりんくんのために、ユキちゃんに口を大きく開けて自分の名前を言ってもらう。はじめは恥ずかしがって大きな口をあけられなかった彼女だが、りんくんが必死に理解しようとする姿に接して「伝えよう」という気持ちが生じたようだ。
レッスンの途中も、りんくんが一つの課題に成功した後、「おめでとう」に相当する手話をりんくんのママから教えてもらって一生懸命伝えたり、なかなか課題が上手くクリアできずに苦戦するりんくんのことを心配する気持ちも生まれたようだ
一人っ子の彼女にとって、りんくんは図らずも良い人生の先生となったらしい。
後で伺った話だが、ユキちゃんは学校の先生に聞いて、手話もいくつか覚えたとのこと。また一緒にレッスンをするのが楽しみだね