「アッチじゃない、コッチの心の問題だ」

「アッチじゃない、コッチの心の問題だ(大谷てつじょう)」

世の中、責任のなすり合いが非常に多い。

ことに政治の世界では際立っている。

昨日野田総理の所信表明演説を聞いた。

東日本大震災の復旧、復興が声高々に表明された。

それはよし。

しかし、何故半年もたってこのざまだと言うことの説明はなかった。

全く、他人の責任のごとくで、「一人称」で述べて欲しかった。

「正心誠意」が必要だと、勝海舟の言葉が他人事のように述べられていた。

政治の世界をよくよく眺めてみると、「アッチ」の話が多く、「コッチの心の問題」がおざなりになっていることが多いように感じる。

「言葉の魔術師」に翻弄されることにはもううんざりだ。

そろそろ、泥臭くてもよい、「実行」の姿を見せて欲しい。