「自分、自分、自分だよ」

「自分、自分、自分だよ（大谷てつじょう）」

野田内閣が発足した。

「どじょう内閣」とか「なまず内閣」などと揶揄されている。

二年間の内部混乱でめちゃくちゃになった党内を静めるために総力を挙げて造ったと言うが・・・

本来なら、解散総選挙して出直すべきなのだが、東日本大震災のため国民も大目に見ているようである。

自分はこの内閣を「言葉の魔術師内閣」だと思っている。

この意味は、一般に言うように悪い意味ばかりではない。

言葉には力があるから、丁寧に大切に使うとプラスに化ける。

「ダマシ屋」「ペテン師」よりは、もっと高等戦術である。

しかし、独りでことを遂行するのではない。

いろいろ配慮して閣僚を集めてみたが、やはり、政治の世界では通用しないほうに賭ける。

もうそろそろ「自分」がにょきにょきと顔を出しつつある。

「自分、自分、自分だよ」は、さけられない。

これをのりきれるかな？

１２号台風