ひだまりスケッチ (7) (まんがタイムKRコミックス) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2012-12-19 |
発売してからだいぶ経ってますが、ようやく感想を書きます。
7巻を一言で表すと「ゆのさん可愛すぎ」って感じでしょうか。
基本的にゆのさんの調子乗ってる状態が好きすぎる僕です。
こんな子いねえかなあ。三次元にゃいねえよなあ。
しかしまあ、ゆのさんが可愛いのはデフォとして、作品的にも7巻は大きな節目を迎えております。これまでも何度か作中でスポットが当てられていましたが、ついに紗英、ヒロの最上級生コンビが受験本番に挑むことに。最終的には二人とも本命の大学に合格したので、次巻ではいよいよ卒業することになるでしょう。
新一年生コンビが物語に加わったのが、つい最近のような気がしますけど、本当にいつの間にか馴染んでいたので、おそらく描かれるであろう「紗英、ヒロがいなくなったあとの『ひだまりスケッチ』」に不安は感じません。が、やはり寂しさがあるというか、あまりにも六人の立ち位置がハマりすぎていただけに、今後どういったバランスになるのかというのはすごく興味をひかれます。
7巻では特に強く感じたことですが、ゆのさんが着実に成長していて(身体以外)、最近は貫禄すら漂わせるようになっているので、三年生になったらあのメンバーの中心になっていくんだろうなと。足りない部分は宮子が補えるでしょうし、そう考えるとあの二人はベストな組み合わせですよね。
つーか、宮子は7巻で、ゆのさんに可愛いと言われて照れる? 喜ぶ? ようなエピソードがありましたけど、殊更に女であることを捨ててるような振る舞いが目立つキャラだけに微笑ましく感じました。
あ、あと、なずなのダメっぷりが妙にリアルなのが面白いです。正直、これまでのなずなと乃莉の関係だけを見ていると、「ちょっと乃莉の対応はドライすぎるんじゃなかろうか」と思わなくもなかったんですが、7巻のカラーページのエピソードを読んで、「ああ、いつもこんな感じなら普段の受け答えがああなるのは分かるわ」と納得。
なずなの場合はダメっぷりというより、ナチュラルに他人を振り回す姫体質と言ったほうが適切かもしれませんが、そういうところがあると踏まえると、相方は言うときにはキツイことでも言える乃莉がベストなんだろうなと。
そんな感じで、7巻は非常に面白かったですということで一つ。
これも話が進めば進むほど面白くなる稀有な四コマだよなあ。尻すぼみになる作品が少なくないだけに。