ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【サッカー】三位決定戦

2010-07-11 | サッカー・ワールドカップ

◆ウルグアイ 2-3 ドイツ ~気迫とシチュエーションの生んだ名勝負~

 スコア的にも内容的にも、実に面白いゲームでした。
 ちゅうか、両チームとも驚くくらい「横パス」「バックパス」が少ないんですよね。ほんの少しでも隙があれば、ほんの少しでもチャンスがあれば、必ず縦にパスを入れたり、もしくは自らドリブルで縦にボールを運ぶんですよ。ユーロでスペインが見せたサッカーにガツーンと頭をぶん殴られてポゼッション至上主義になった人たちは(僕を含め)、このウルグアイとドイツの試合を観てちょっと認識を改める必要があるだろうなあ。やっぱりゴールから逆算したプレイを追求するチームは見ていてワクワクしますし、これぞサッカーという感じがしますね。何よりも、単純に勝敗を考えたときに縦を狙うプレイは必須だし、効果的すぎるわ。
 ドイツは準決勝の試合は何だったんだと思うような軽快なコンビネーションを見せていました。サスペンドのミュラーの復帰はもちろん大きいんですけど、何気にポドルスキ→ヤンセンの交代が影響を与えた気がしますね。ポドルスキは全ての試合を通して悪くはなかったんですが、少し左サイドで蓋になっているような印象もあって、代わりに出場したヤンセンの積極性は10番の穴を埋めるどころか、ドイツに「躍動感」というプラスアルファをもたらしていた気がします。
 先制点をあげたミュラーは、とにかく効果的に動きまわるのが素晴らしいわ。前線で決定的な仕事をするだけではなく、時には自陣のゴールラインまで戻って守備をしていたりと、ここまで献身的で個人能力の高い選手にはなかなかお目にかかれない気が。個人的にはオランダのカイトを更に強化したようなイメージで、これでまだ20歳そこそこっていうんだから末恐ろしいです。同年代のエジルはどちらかというと守備免除されてるフシがあるので、ミュラーと比べたときどちらが新生ドイツの軸になっているかといえば、やっぱミュラーってことになるんだろうなあ。初戦から才能を十二分に発揮していたとはいえ、今回のワールドカップの集大成という感じで、この試合でベストなパフォーマンスを見せたミュラーは本当にお見事でした。そしてエジルは、相変わらずパスを出すタイミングが気持ち悪かったです。小野もああいう感じでパス出すよなあ、そういえば。
 他にも、致命的なミスこそあったものの、中盤でボールをさばきつつスペースのフォローもこなし、機を見て最前線まで上がってくるシュバインシュタイガーとか、もう少し守備が効果的にできるようになれば世界ナンバーワンボランチも見えてきそうなケディラとか、とにかくドイツは今後が楽しみになる要素が数多く散らばっています。こりゃユーロで絶対注目されるだろうなあ。
 そして対するウルグアイは、「今大会の中で一番コレクティブなチームは?」と問われたとき、大半の人が名前をあげるであろう規律的なサッカーを見せてくれました。グループリーグで見たときは、守備はともかく、攻撃ではあまり怖さのないチームなのかな、と思っていたんですが、自分の目が曇っていたと言わざるを得ません。試合を重ねるごとに精度を研ぎ澄ますカウンターと、フォルランのキックはマジぱない。特にフォルランは、現時点で一番ジャブラニを巧く蹴れる選手なんじゃ? と思うくらいキックの質が高い。ウルグアイ二点目のボレーはシビれました。ここまでフリーキックでゴールとアシストを何本も決めてるのはフロックでも何でもないですね、ハイ。
 そしてこの試合では、ここまで少しやりにくそうにしていたカバーニが効いていたのが印象的でした。ちゅうか、カバーニがずっとこの出来だったら、ウルグアイはファイナリストに名を連ねていたんじゃないかってくらいのパフォーマンスを発揮していました。前半は激しいブーイングを浴びせられたスアレスが本来の出来からはほど遠く、サッカーはメンタルが重要なんだなあとかぼんやり考えていたんですけど、そのスアレスをフォローするかのようにボールを引き出してチームを停滞させなかったカバーニは、この試合のウルグアイにおける隠れMOMと言っても過言ではないかも。

 とまあ、結局、逆転に次ぐ逆転でドイツが試合を制しましたが、非常に見応えのある試合を観戦できて嬉しかったです。
 さーて、決勝はどうなるのかな。


【アニメ】ありがとおおお!

2010-07-11 | アニメ

</object>
YouTube: 【HD】1080p けいおん!! Utauyo!! MIRACLE 歌詞付き 新OP

 わあああ!!! 『けいおん!!』新OPやべええええええええ!!!!!!
 全体的にすごく好きだけど、最後の最後で全部もっていかれた!!!

 大好き 大好き 大好きを ありがとう

 歌うよ 歌うよ 愛を込めてずっと歌うよ

 ここ、映像と曲調と歌詞が合わさってやばい! やばいやばいやばい!!
 最初聴いたときは「ん? これまでと同じような電波曲? ん? ちょっと違う?」ってなりつつスルーしたんだけど、もう一度聴いたらぶわーっときそうになった!

 や、これ卒業を意識した歌になってますよね。ダメなんだよー、こういう感謝の気持ちとかそういうポジティブな感情を表す演出に弱いんだよー僕。『スト魔』一期で宮藤にお礼を言われて泣きそうになってるもっさんの気分なんだよー(そうか)
 でも真面目な話、キャラへの思い入れが増すと、直接的に「泣かすぜ!」みたいな演出じゃなくてもじーんときちゃうんだよなあ。もうこの時点で『けいおん!』という作品は大成功だと思いますけど。

 これ最終話どうなっちゃうんだろ?(注:僕らが)