今日は七夕であり『スト魔』二期開始日(最速)でありUFOの日は少し前に過ぎていた。
宮藤 芳佳
きれいな字で、黒板にはそう書いてあった。
あの女の子が、教壇に立っていた。いかにも真新しい扶桑海軍の制服を着て、まだ一度も装填されたことのないぴかぴかの拳銃を辞して、頭の両脇のくせっ毛をぴんと跳ねさせて。
もっさんの「はっはっはっ」がどんどん大きくなる。
ミーナ隊長が何か言っている。新隊員を紹介する、ミーナ隊長の口元がそう動いている。しかし、その言葉はもうペリ犬には聞こえていない。室内のざわめきも聞こえてはいない。そのくせ、女の子の声は、繊細な心の持ち主である中の人がたどたどしく喋っているようなあの不器用な声だけは、はっきりと聞こえた。
「宮藤、芳佳です」
豆狸に決まっている、と心のどこかで思った。
頭の中にもっさんがいる。
女の子は名乗り、一般家庭だが躾はしっかりされている、という感じのお辞儀をする。
そして、窓際の席で身動きもままならないペリ犬を、じっと見つめる。
考えてみれば当たり前だ、とペリ犬は思う。
二期放映開始と同時に、一期のネタが風化するわけではないのだ。
一期のネタは、あとしばらくは続くのだ。
パンツじゃないから恥ずかしくないもん!
というわけで、ペリ犬さんに敬意を表して今日の晩飯を晒してみる。
豆狸ですって! ちなみにいなり寿司ですわよ!