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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

メメント

2012-05-06 | ふつう
カルト映画として妙に評判高い本作を果敢に観賞。

10分程度しか記憶を保てない病気になってる男が妻を殺害した犯人を追いかけるという、心底無謀としか思えないシチュエーションな物語です。てかコレ、物語始める前に、警察に任せるワケにはいかなかったのだろーか。あんな体中に「記憶の欠片」としてのタトゥーを入れてまでやることなのだろうか。んー、何度考えてもやっぱ自分で復讐するのはムリがあるよ、警察に任せようよ、絶対その方がいいよ。



なんて感じの映画です。



とか言っちゃうと身も蓋もないので、この映画の特筆すべき事項など。


やっぱり、あの時系列でしょうな。まず結末から描き、そこから少し時系列を戻してワンシーン、それからまた少し時系列を戻してワンシーン。要するに、記憶を失っている主役と同じ感覚を味わえるという。


10分程度しか記憶を保てない病気になってる主役と「記憶を共有できる」っていうあの感覚は、すげー新しい。当事者でもなく、傍観者でもないあの感じ。映画というメディアを超えかねない斬新さだ。

なるほど、故に妙に評判高いのか。と納得できる感じを体感できます。



しかし、なんつーか、難しい。この主役がやろうとしてること、難易度高いよ。何度でも言うよ、やっぱムリだよ。10分しか記憶無いのに、ずいぶん前に起きた事件の犯人見つけるのはムリだって。


最後まで、なんだか「ムリだ、そりゃムリだwwwww」的な印象拭えぬまま、結末(ていうか事の発端)までを見届けました。




とりあえず、観ておくことでやや映画通を気どれそうな一作であることは確かです。座椅子のようなにわか系に向いてます。


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