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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

不都合な真実

2012-02-26 | ふつう
あれよあれよと2012年も2月を終わろうとしています。


一応、何かしらでこのブログもさっさと書かなきゃなと思ってはいたのだけど、まぁ人間って生き物は「やろうと思う」と「やる」の間に越えられない壁を設けたがるものなのだなと、改めて感じる次第。


なにはともあれ、今年もやるよ!シネマ座椅子2012、はじまりまーす!!




とかなんとか言って、2012年最初の映画は、まさかのドキュメンタリー映画。

てか、ドキュメンタリー映画を観たかったんですよね。で、最初はどうせドキュメンタリー映画ならば、ものすごい衝撃映像ばかり並べた、言わば「ザ・ショックス」(例えが古い)みたいな、徹底したモンド映画がいいなぁとか思っていたのだが、結局はこの実に生真面目なテーマを論ずる本作をチョイス。「まじめかっ!」としか言いようがない。





これ、本は読んでたんですよね。ゴアさんが「地球って既にオワコンwwww」ってただひたすらに嘆き続ける本だった。

映画になるとどうなるのかなと思っていたら、やはりゴアさんが「地球って既にオワコンwwww」ってただひたすらに講演する、放送大学の番組のような映画になってました。

しかし本の中で一番の胸熱エピソードだった「20世紀最大の環境破壊」と悪名高いアラル海のくだりが、思いのほかあっさりと流されてしまっていたのがちと残念。




まぁ実際映画になると、本で書かれていたあの圧倒的なデカいゴシック体の威圧感はどこへやら、ゴアさんの穏やかかつ分かりやすく丁寧な説明により、それほど地球はヤバくないんじゃないかと思えてくるから不思議。そうか、今までどおりゴミの分別とかしてればきっとどうにかなるよね!



講演の中で、ゴアさんは「人は否定から絶望にすぐ飛躍したがる」と言っていた。

偉そうに世間へ向けて持論を発信しまくる危険厨の連中に聞かせてやりたい言葉だ。
大体さ、環境だけの話じゃないけどさ、危険厨ってさ、危険の結果どんな災難が我々を襲うかばかりを論じてて、大抵はその危険の発生をどう未然に回避すべきかを論じないんだよな。なんでそこを論じてくれないんだろう。バカだからか?多分そうなんだろう。「このままじゃいつか世界滅ぶよ!!」って言うだけなら俺でもできるぞ。たいへんだ!世界滅ぶ!いつか滅ぶ!滅ばなくてもどうせ死ぬ!


要するに、否定から絶望に飛躍する前に、否定を肯定に変える知恵と努力が必要なのだということらしい。
我々にできることは、簡単に言うと省エネらしい。


「今の温暖化はCO2のせいじゃなくて、地球の長期的な周期活動の一環なんだよ、だから気にすることねーyp!」っていう安全厨の意見もあるけど、だとしたら前回の温暖期に比べると今はいくらなんでも熱すぎるので、やっぱ何かしら人間が悪さをしてるのは間違いないらしいので、四の五の言わずに省エネしてれば間違いないらしい。もし結局安全厨の言う通りCO2が温暖化に関係なかったとしても、省エネした方がいいこと多いよね。電気代だって安くなるしさ。



ゴアさんは講演の中で「学んだ知識を、行動に移せ」とも言っていた。


人間って生き物は「やろうと思う」と「やる」の間に越えられない壁を設けたがるものなのだけれど、この壁を打ち破ってこそ、未来は変わるのだとゴアさんは言っている!そうだ!その通りなんだ!!この記事、ちゃんとフラグ回収できてる!!!





という具合に座椅子は解釈し、今年も適当にやる気になったり怠けたりしながら今まで通りのペースでブログを更新しようかなと思ったのでした。


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