帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

洗面所にエアコン設置 「これは譲れん!」 そして和室の木部塗装

2024年06月09日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

依頼リフォームの続きです。

 

施工が終われば賃貸住宅になる家ですが、それを全て一人だけで工事している翔。

昨日で壁紙張りはほぼ終了しましたので、今日は何をするか?というと、エアコンを設置します。

 

でもって場所は洗面所。 えへへ 

「え~~~なんで~~~~!!?」と思われる方が多いかと思います。

オーナーも「何でや!?」という感じで、勿体ないだろ!という声も聞こえてきそうですが、 これは絶対に譲れません。   ハイ! 

 

他の部屋のエアコン設置は、入居する方の自由なのですが、洗面所にエアコンを設置する事は、まずあり得ません。

だから故なのですが、 こうしたところに技術屋(僕は職人ではありません)としての、設計思想的な思い入れがかなり入っているわけです。

理由は多数有りますので、下に列挙します。

 

1. 夏のお風呂上がりが涼しい。   

   まるで高原の様な爽やかさ!

2. 真夏の湯上がりに、ムンムンする糞蒸し暑い空間で体拭いている内、また汗だくというのが無い。

3. 冬に暖かい。    

   お年寄りが寒暖差でぶっ倒れる事を防ぎ、”新生児(乳児)の沐浴”に際限なく優しい。

4. 湯上がりに髪を乾かす女性の味方。   

   ドライヤーで飛んだ水分をガンガン除湿。

5. 風呂上がりに、大量に洗面所に流入して来て、溜まりまくる湿気を除去してくれる(タイマー運転)

6. 運転時間を長くする事で、浴室含めてまるごと乾燥可能。

7. 洗面所をそのまま衣類乾燥室にすることが可能。

   特に下着を外に干したくない女性にはGOODで、運転方法を切替えて、冬は暖房、夏は冷房、

   梅雨の時期は除湿等で至極簡単乾燥が行える。

8. 省エネ 

   上記中で、暖房や、乾燥室に使えるという面ですが、良くあるユニットバスの”加熱ヒーター方式”では無くて、

   ヒートポンプ式のエアコンなので、電気代が1/3以下、 そして何より送風が強力な事から、

   衣類の乾きが圧倒的に早い。

9. 洗面所のカビ発生を防止しやすい。

   洗面所は、洗面台、洗濯機、隣の浴室と直結する水場であり、常に室内が湿潤している事から、

   カビの発生しやすい条件=不衛生になりやすいのですが、それを防止する事が容易に可能。

10. 空気清浄機能。 

   普通の類の乾燥等を含め、洗面所の空気にまざって対流しやすい、衣類やタオルの繊維等を、

   エアコンのフィルターが除去してくれるという特徴が有るんです。   

11. とにかくハイパワー   

   設置したエアコンは6畳用、 対してこの家の洗面所は2畳もありません。

   浴室含めて4畳ほどで、室内容積に対して相対的にパワーが大きいので、速冷、速暖、速除湿、速乾燥。 

 

以上、利点を並べましたけど、 なら欠点は?というと。  電気代がかかる事位でしょうか

 

僕がリフォームする前の洗面所は、とにかく薄暗くて風通しが悪く、変な位置に洗面シンク(台ではない)があり、

位置的に鏡すら無かった訳で、洗濯機置き場も話にならない状態でした。

 

扉の立て付けが悪く、床は傷んでフワフワ、とにかくどうしようも無かった。

まあ、この家をおっ建てた職人(大工)の頭の中身その物が、現実の形としてそこに反映されていたですが、

流体論や、視覚効果&照明効果理論、空調設計なんて言っても、まったく理解出来ない方達ばかりなので、

仕方ないのですけど。

 汗 

 

と、まあそんなどうでも良い話は置いておいて。

まずはコンセント取り付け。 配線が出ています。

ボックスを使わないことが多い僕ですから、 施工はこれでやります。

配線は壁を全部ぶっ壊したときに、すでに持って来ているので、出ている配線の処にホール作成。

コンセントはバタフライのネジを締めると壁にピタリと固定され、後はカバーを取り付けて完成。

配線先のブレーカーパネルに接続して電源の方はOK。

*ちなみに、こうした工事は資格が必要です。 僕は持ってますので、大丈夫。

無資格者が下手にやると”確実に火事”になりますので、そのへんは日記に書きません。

エアコンの室内機を箱から出して、排水菅の位置を逆側に移動。 今回は左出しなので。

次に室内機マウントパネルを取り付け。 水平を出して、排水が流れるようにわずかに斜めに取り付け。

ダクト用の穴位置をマーキングして

プレート取り付け完了。

ホルソーで穿孔

室内側貫通。

室内機にフロン配管、配線、排水ホース菅を取り付けて、テープでまとめます。

先ほど開けた穴から、配管を出しつつプレーに取り付け。

外に行って、配管を壁に固定し、室外機に接続する前に無駄な配管をカットしてフレアリング加工をします。

出来たフレアリングを室外機のポートに接続、その後はポンプで真空引きをして、そのままお昼に突入。

食べ終わって、ゲージの真空状態が安定していたら、配管のジョイントは完成です。

 

フロンラインのバルブを開け、これでエアコン設置は終了です。

 

洗面所に戻って、 エアコンの運転を開始。

冷気が安定して出ているかを確認している間に、昨日やった窓枠塗装のためのマスキングを撤去。 

問題無く稼働している事を確認したら、リモコン取り付けて終わりです。

 

さて、矢継ぎ早に次の作業が待っています。

和室の塗装ですが、昨日1回目をやっていて、今日は2度目及び3度目の塗装をします。

まずは収納等と窓のサッシをマスキングすることから開始。

この部屋に塗るカラーは、桜の花びらを意識した色ですが、ピンクだと浮つくので、ダークピンクにフラット材を入れ、テカテカしない落ち着いた質感にしています。

一応。和室の雰囲気をある程度残すのと、安っぽさを無く為です。

 

昨日、塗装垂れが多かったので、今日はとにかく塗料を引き延ばす感じの塗り方でやっていきます。

カンペより、アサヒペンの方が塗装の伸びが良い??

 

2回目が終わり、しばらくして3回目の塗装、そしてそれが終わった直後の状態。

これで、来週は真っ白な漆喰をこの薄汚い砂壁(僕が大嫌いな壁です)に施工します。

入り口のドア枠廻りも塗装しましたけど、 廊下側からはホワイトウッドしか見えず、 扉開けてみて初めて

「あら~~~!」という感じになります。

好み分かれるかな~ ????

不要になったゴミを袋に詰めて車に放り込むと、時刻は4時。

今日は終了です。    

 


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