帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

リビングの灰汁止めシーラー処理&ペイント その1

2024年06月25日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

一応梅雨入りした関東地方 、当然ですが湿度が上がって、夏の気配が満々。

 

夏の暑さと、そうで無い暑さは、”湿度の差そのもの”で、これが高いと同じ気温であっても、怠さが全く違う。

当然に、なにか作業とかやろうとすると全身が汗だくになる訳でして、 ましてや密封空間だと尚のこと。

 

日曜日にマスキングした依頼リフォームの現場ですが、昨日、今日と仕事後に立ち寄りリビング天井のシラーと塗装作業をしてきました。

 

昨日はヤニでまっ茶っ茶だった天井に、強力な灰汁止めシーラーを塗布。

これやらないで、水性のホワイトなんぞをそのまま施工しよう物なら、水と親和性の高いタバコのヤニが一気に浮き出て黄土色の天井になってくれますです、ハイ! 

 

当初、天井は壁紙処理するか、それともペイントで行くか?と悩んだのですが、強力なアクドメシーラーがかなり残っていたのと、

ペイントもまだ大分残っていたので、 その処理かねて塗装で行くことにしました。

 

昨日は、日中33度とか気象庁が言っていた通りでかなりの温度。

Tシャツと半パンという出で立ちで、まんべんなく施工していきますが、作業開始早々で全身汗だく。

 

理由は簡単で、シーラーが乾く段階で大量の水分が蒸発しますから、それでさえ湿度が高いのにそれがマックスにまでなるからです。

止めどなく沸いてくる汗をタオルで拭いながらひたすら施工。

 

少しでも塗膜していない部分があると、そこだけヤニ灰汁が湧き出ますから、絶対にミスは出来ない。

当然、かなりの作業時間になります。

 

実際、9.5畳のリビング天井の、全面塗布で2時間ほど掛かりました。

乾かない限りは、上にペイントは出来ませんから、続きは翌日になります。

 

つ~ことで、今日は第一回のペイント。

昨日施したシーラーの状態をまずはチェック。

表面を指で触って確かめますが、 ハイポリマーエマルジョンによって分厚い塗膜を構成する特殊な(非常に高価です)ものなので、

その塗膜もかなり丈夫。

下地材との親和性が非常に強く、塗布すると全く剥がれない。

 

同時に、その上に施すペイントに対しても同じように親和性が高く、よって後日のペイントのハガレなどが無いんです。

https://www.yabuhara-ind.co.jp/products/utility/sheller/

 

すでにリフォームが終わってしまっていますが、洗面脱衣所の天井が悪名高いジプトーンの可能性があったので、それを購入したのですが、

結局ジプトーンでは無かったという落ち(笑) 

で、そちらよりリビングのヤニ天井で本領を発揮してくれそうです。

 

シーラーの表面を、ヘラでゴシゴシ意図的に擦ってみましたけど、頑として張り付いて落ちもしないし捲れもしない。

少しべたつくのが特徴で、これがペイント乗りの良さになる。 

「よしOK!」つ~ことで開始。

出で立ちは昨日と同じですが、 半パン忘れたので、下着のままで作業。 

 

この部屋は透明ガラス窓ですが、マスキングで中がよく見えないのでそれが出来るというか(笑)

 

とりあえず一部分にペイントをして、しばらく待って灰汁が浮き出てくるか?をチェック。

これで色に変化があると、ペイント作業は即中止。

やおらクロス張り仕上げへ変更となります。

 

しかし・・・・・・・タバコのヤニの薄汚さは半端なくて、真っ白な塗料との色差が凄い。

自分は若い頃から全く吸っていませんので、このホワイトみたいに肺の中は綺麗なのだと思いますが、

ずっと喫煙している場合は、この天井より遙かに酷い色のベタベタヤニで侵されていて、

肺胞の全ての上をコーティングしている様な物なんだよね~。 

ですから、酸素交換もまともに出来ないですから、少しでも運動すると、すぐ息切れするようになる。

当然だよな~ とか、そんなことを思いつつ今塗った天井の様子見をしている翔ですが、どうやら問題なさそうです。

早速、天井全面にペイント処理を開始しますが、とにかく暑い・・・・・シーラー塗布の時より水分量が多いですから、

湿度マックス。

余りにも凄いので、換気扇を廻し、マスキングにわざと開けた、カットオープンの隙間から室内の空気を外に出してもらいます。

でないと”死んでしまうわい!”

一応、今日は一回目の塗装だけですけど、

最低2回、綺麗な仕上がりには3回塗りが常識のホワイトペイント。

灰汁が出てくるところはないか?と時々見渡しながら施工していきますが、全く問題なしで、

そんなわけで、 全面塗装が完了。

まだ一回目なので、後二回塗りますが、 これで明日とか見て灰汁の状態を再チックします。

もし浮き出ていたらシーラーが塗れていないか、塗膜が薄いので、その上に改めてシーラーを塗って、処理します。

3回塗る間の下地、2度目の前、3度目の前と合計3回のチャンスがありますので。

茶色下地へのとホワイトなので、一回塗りだけだとムラムラ   ダハハハハ!! 

まがいなりにもペイントした天井は、壁の色と全く違う事が改めて判るのですけど、こうして写真でみると、

長い年月の間に付着する家の汚れというのは凄い物だなと・・・・・・思います。

 

シーラーで封じ込めるのは、なにもタバコヤニだけでは無く、新品合板からも灰汁は出るし、リフォームも新築も、

こうした下地からの影響をどれだけ丁寧に押さえ込めるか?という事で仕上がりが変わるんですね。