78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎玉掛け技能講習を23時間ぐらい受講してみた ~初日~

2009-01-24 11:56:58 | 本当の日記はこちら
2009年1月、働き始めてから初めての資格「玉掛け技能講習」の修了証を手に入れた。

嬉しい。その一言しかない。
もしかしたら落ちるのではないかと何度も思った。何度も絶望した。
だからこそ嬉しい。
働き始めて8ヶ月、ようやく一歩前進したような気がする(遅





しかし、修了証を手に入れるわずか3日前は、玉掛けの知識は初心者レベルでしか無かった。





玉掛け技能講習初日。

朝6時に起床し電車で民間の教習所へ移動。
最寄り駅の二俣新町という聞き慣れない駅に向かったわけだが、途中の武蔵野線で満員電車の洗礼を受ける。
満員電車は何度も経験しているが未だに慣れない。関東の満員電車はとにかく辛い。
だが、移動も講習のうちである(そうなの?)。合格するためには耐え抜くしかない。

市川塩浜駅で京葉線に乗り換えるためようやく満員電車から脱出。
京葉線は都心とは逆方向のためか空いていた。良かった。だがわずか4分で目的駅に到着。
そこから15分ほど歩き教習所に到着。



時刻は8時15分。
受け付けを済まして教室で待機。他の受講者を見渡すと意外にも若い人が多い。
まだ開始まで30分以上あるので仮眠(マテ
そして目を覚ますと、当方は横の席に座っていた人に驚く。




(す……スイーツ女!!)




まさかこんなところで女性に会えるとは……
しかも隣の席。運命的な何かを感じる。だが可愛くはない。

しかし、当方のような力を要する仕事に女性はいないのが当たり前。
玉掛けという資格も事務とか受付嬢の方には無縁である。
一体どういうことなのか?



9時、いよいよ講義開始。
渡されたばかりの教本を使って講義は進められた。
そう、玉掛けという資格は講習と試験がセットになっているため、事前の勉強は不要なのだ。
今日からの3日間で全て決着が付く。それはそれでプレッシャーなわけだが。

まずは「クレーン等の知識」から。
講義はノートPCとプロジェクターとOHPを用いて進められた。
使用ソフトはパワーポイントかと思いきや、なんと“アドビリーダー”。
教本の全ページをスキャンしたPDFファイルがOHPに表示され、しかも最初から試験に出る重要な箇所にアンダーラインが引いてある。
すげぇ……パワーポイント使うより分かりやすい。
このやり方は義務教育でも実践すべきではないか。歴史とか暗記科目には重宝するだろうし、教師が教科書読んで黒板に書くよりも何倍も分かりやすいではないか。

とにかく分かりやすい講義のお陰で容易く理解できた。

さらに当方は独特の覚え方で理解を早める。
例えば、一般的な移動式クレーンに「クローラクレーン」と「ホイールクレーン」がありどちらも重要だと言われたが、
前者に「フローラ」、後者に「ビアンカ」と名付けて親しみを持たせた(マテ)。フローラ→クローラの連想は容易に出来る。ちなみに当方はビアンカ派である。
また「テルハ」というクレーンは当然「青山テルハ」と覚える。

こんな感じで順調に覚えていった。早くも「これはいける」と確信した。


12時昼休み。弁当が支給される。
これは希望者に限り朝のうちに食券を事前購入するシステムで、400円とまあまあ安いので買った。
だが、あまり美味しくない。印象に残らなかったのか、メニューはレンコンの天ぷらしか記憶に無い。
働き始めてから昼飯の有り難みに気付いた当方にとって、それが美味しいか美味しくないかの違いは大きい。
これでは午後の鋭気を養えない。明日はコンビニ弁当でも買って持参しようかと思ったが、荷物がかさ張るのでやめた。
ちなみに、スイーツ女は彼氏か男友達か知らんが、その男とずっと話していた。別にショックではない。



13時、午後の講義開始。
ここからは「力学に関する知識」に入る。
しかし、物理は大の苦手な上に、ここに来て睡魔が襲う。
そしてとうとう、
(ZZZ……)

寝てしまった。なんと午後の講義の7割は記憶に無い(ぉぃ
午前の自信とは真逆になっていた。しかも明日は午後に学科試験がある。これはやばい。

自宅に帰り、夜は猛勉強した。
「クレーン」はアンダーラインを引いた箇所をノートにまとめ、「力学」は勘で重要箇所を選んでまとめた。



明日の学科試験はどうなってしまうのか。


つづく

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