フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

年末の外出禁止で育ったので…

2015-12-27 21:21:32 | 想い出
12月27日 日曜日 晴れ

12月22日から、今年一杯の予定を書きあげ、スケジュール・チェックをしながら過ごしてます。
その予定には、25日の上野の森美術館行きも入れてありました。

「年末に美術館へ行く」など、若い頃から考えられない事だったのです。初めての経験でした。
子どもの頃からずっと、年末の外出はしていません。両親から許しが出ませんでした。
年末は家の中の片付けやお掃除をするのが、決まりになっていました。

小学5年になりますと、毎朝6時にお豆腐屋さんへ雪花菜とお豆腐の絞り汁を買いに行かされました。
雪花菜をサラシの袋に入れ、廊下や床柱や柱を磨くのです。
5人兄弟でしたが、下の2人は小さかったので参加せず、上の3人と同居していました叔母と4人です。

2人ずつに分かれ、お豆腐屋さんで雪花菜と一斗缶に持ち手を作ったものに絞り汁を買いに行くのです。
残る2人は、お豆腐やさんへ行った者が帰るまでに片付けやお掃除を終えるのです。
4人が手分けをして、廊下や玄関の上がりや床柱、部屋の柱を磨きました。

磨き終わったら、雪花菜は1箇所にまとめてそのままでした。手を洗い着替えをして、朝食です。
雪花菜の始末や雪花菜を入れていた袋を綺麗にしていますと、学校に間に合わなくなります。
毎朝のお掃除は、電車通学が始まるまで続けましたが、全員が電車通学になり自然消滅しました。

その代わり、年末は大変でした。雪花菜で拭いたりもしましたがワックスを使うようになりました。
ワックスで汚れを落として、それから乾拭きをしました。
その頃は、サッシュではありません。ガラス戸の木部を綺麗にするのも大変な仕事でした。


先日、美術館へ行きながらふと昔々の事を思い出していました。
この様な自由な時間を持てたのは、初めてでしたから。

朝から体調は良いとは言える状態ではなかったのですが、心はウキウキして気分的には最高でした。
浮世絵は学生の頃から好きでしたし、特に肉筆浮世絵の展示でしたから当然です。
チケットを用意してのお誘いです。誘って下さった友人に感謝です。
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