80年代以降のアメリカの教育界のキーワードは multiple intelligence であった。ホワード・ガードナ ーは Frames of Mind(1983) でこの考え方を提唱し教育関係者の注目を集めた。ガードナーによれば、これまで考えられてきた「知性」は、言語的知性、論理数学的知性に限定されていた。人間の知性はさらに視覚・美術的、音感的、運動技能的、社交的な分野にも拡大してとらえることが可能であると主張した。この考え方を現場に応用して考えると、社交的知性にすぐれたタイプの生徒にとってはグループ活動・討論などをとりいれた学習が適し、運動的知性のタイプの生徒には自分の感情をダンスで表現させるような活動が適する。さらに音楽や美術の要素を主要科目の学習にとりいれるのも有効である。従来型の教育は学力の多面的な側面をバランスよく伸ばすことができないのである。
参照
Theory of multiple intelligences - Wikipedia, the free encyclopedia
Multiple Intelligences
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Theory of multiple intelligences - Wikipedia, the free encyclopedia
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