国際教育協会主催の3日間の研修を昨日終了した。久しぶりに学ぶ緊張と楽しさを体験した研修だった。詳細な報告は別にまとめるとして、概略を紹介する。研修はまず、コミュニカティブランゲージティーチングの指導原理の説明から始まり、それに基づくリィーディング・スピーキング・リスニング。ライティング・発音・歌の利用の各領域における指導の実際例の紹介と参加者によるプリゼンテーションから構成されていた。指導原理は、1 Authenticity(本物の教材) 2 学習者中心の授業 3 生徒同士の相互作用 4 参加重視の授業展開 5 学習者の学び方の違いに留意する指導、が強調されていた。感想をひとつだけ述べると、百花繚乱だった英語教授法がここにきてようやく、ひとつの理論に統合されたという印象である。ただ、日本の伝統的な教育スタイルと欧米型の教育スタイルの違いに留意して教室に持ち込むことが重要であると改めて感じた。日本の伝統では、授業は教師中心なのである。40名を超えるクラスサイズである点も考慮すべきだと思う。
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