写真と短い文章 2

散歩しながら写した写真を主に載せます。
写真にまつわる面白い話があるとそれを
調べてその語源を散策します。

万座毛: 万人が遊ぶのに良い所

2014-05-04 11:46:29 | 草花






白鳥の首の形をした花には
ハツミドリがあります。花
の形だけはハツミドリに似
ていますが背丈は50cm
以下の草が多い気がします。
初めて見る花です。




良く知られた象の鼻の形
の岩も見えます。








オキナワギク?
岩間に生えている
白い菊です。この
花の名前は知って
いますが見るのは
今日が初めてです。
テンノウメ?
ヒメクマヤナギ

希少植物区域の
立札もあります。







良いダイビングスポット
もあるようです。50台
以上の車が並んでいました。
最後の写真は「ガマ=洞窟」
です。名前も入れて送信した
と思っていたのですが、届い
ていません。

万座毛も近くにありながら
初めて行ってみました。

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「座る、座れ」の沖縄方言に「br,bire'=
ビレー」があると聞き、2か月ほど前から
調べていましたが、きょうその原稿を纏め
る事ができました。その語源散策は以下の
通りです。


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     ビレー、座れ、膝を崩せ

   万座毛、絶壁を見て身が竦む場所


   波の声もとまれ 風の声もとまれ
   首里天がなし 美御機拝ま


立っている時は脚を伸ばしています。「脚=b」

を「r=丸くする、曲げる、崩す」のが「座る」です。

「座れ」の名護方言はイレーですが、「br=bire'=

ビレー」と言う地域もあるようです。肘や「膝」は伸ば

せるだけでなく曲げる事もできます。屈伸運動ができ

ます。「曲げる、曲がる、屈する、崩す、丸い形、回転」

です。 口のような楕円形や丸い形は「ra」行音で表せ

ます。楔形文字など古い文字は丸く書くのが難しいので

四角で代用したようです。古代エジプト語のヒエログリフ

での「楕円形の口の形=ra=クチ=口」です。口の形の

カタカナは「ro=ロ」です。屈伸運動で「伸ばした」脚、脚

の一部の膝を「曲げた、屈した、崩した」形になるのが「br

=biru=座る」状態であるのが分ります。お尻のある所は

「bi=尾」とも言います。尾�蛞骨を地面につける「座り方」

もあります。「br=biru=尾ル」と言っても良さそうです。

歳を取ると足腰が弱くなり若者よりも「歩くのが遅くなる」

のが普通です。1か所へお使いに出したのに、そのついで

にあっちこっちを「歩き回る」性格の人を、名護方言では

「走り=パイ」「ビ・サー=bisah=b-sah」と言います。

驚くべき事にヒエログリフでは「b=脚の絵」で、「sah=

足の指先」です。歩きっ放しなら草臥れているでしょう。

疲れている、その膝を「曲げて、屈して、崩して」「座り」

なさい、が「br=bire=座れ」になっているのが分ります。

以上から、「膝を崩す=br=bire'=座れ」はヒエログリフ

由来の表現であるのが分ります。殆どの人は万座毛のような

絶壁に立つと身が「竦む」でしょう。万座毛にはそこへ行き

絶壁を見ると「身が竦む」場所、「もう」立ってはいられ

ない場所なので名づけたかもしれません。 琉球の王様が

万座毛に来られた時に、恩納ナビーが歌った琉歌の意味も

絶壁を見て「足が竦む」、偉い人の前では「立たない」

意味の二つの意味が含まれているのが分ります。



  ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。


  ヒエログリフ  日本語        英語


  b       脚、腰の下から踝   the sound of
          までを描いた絵が   leg under waist
          表す音        till ankle, but foot
          足先の部分は除く

  bds      歩けない、気絶する  to faint
          弱くなる       grow weak
          怯む、怖じける    to quail
          譲る、屈服する    to give way


   r      楕円形の口の形    the sound of
          が表わす音      a picture of mouth

  sAH      足の指        toe
          近づく        to move close

  saH      高貴な        noble
          高位高官       dignitary


ヒエログリフ辞典
の参照ページ
279
328

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田畑や畑、畑毛の語源は以下の通りと
思い付きましたので追記します。
(5月15日)

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測る、田畑、畑、畑毛、モー・ナトゥン


  自分の畑は何坪あるか農民は知っています。

それは自分の「xata=畑=ハタ」「ケ=毛」、畑が

何坪あるか「xa=測」カッタか、「xa=測」カッテ

貰ったから分るのでしょう。畑を幾つ持っているか

「何枚」と数える場合があります。それは「xa=葉」

の枚数を一枚二枚と数える時と似ています。ヒエロ・

グリフが分るようになると、測る、畑、田畑など測量

に関する言葉もヒエログリフ由来の言葉だと分ります。

物事も道理を知らない場合が多いです。どうなっている

か、「調べて」初めて成る程「そうだった」のかと思う

時があります。 そういう時には「xa=ハ」ハー、そう

だったのかと言います。物事の本質を本当に知っている

なら「言葉で説明できる」と推測できます。それが出来

ないならば、不完全な知識と言えるでしょう。 言葉の

「xa=葉」がそれを表していると推測できます。自分の

畑は耕すようにするのが普通の農民でしょう。ハタケの

当て字に「畑・毛」を当てた理由が分るならば沖縄方言

を知っている事になります。耕さないで「荒地になって

いる」状態を、「毛=もう=モー」ナトゥンと言います。

「耕している=畑」「毛=耕していない所=荒れた農地」

と分析できます。万座毛は岩場ですので「耕作に適して

いない場所=毛」であるのが分ります。



  ヒエログリフ  日本語       英語


  xa       測る、調べる    to check

  xa tA      土地を測る単位   land measure 
          2.75ヘクタール  275.hectare 


ヒエログリフ辞典
の参照ページ
813  

パンドレア属の花

2014-05-04 04:56:31 | 草花の名前の由来



パンドレア、
ナンテンソケイ
学名: Pandorea jasminoides
パンドレア属
4月27日、大東区




ピンクノウゼンカズラ
モモイロラッパバナ
学名: Pandorea ricasoliana
パンドレア属
5月4日、大東区



 パンドレア属の花の「パンドレア」はギリシャ神話
の「パンドラ」由来の名前の付け方です。パンドラの
語源をアッカド語に求めると面白い事が分りました。
「壺の蓋を開けたら悪い物がドンドン外へ溢れ出し、
広がっていく」状態は、ドンドン「伸びて、延びて」
行く状態を表すのにピッタリです。「カズラ=広がり
延びる物=パンドラ=パンドレア」は良く考えられた
名づけ方と推測できます。

 私はギリシャ神話のパンドラの意味はアッカド語
由来と思っています。 アッカド語を換骨奪胎して
出来た言葉が「パンドラ=全ての贈り物」だと思っ
ています。「全ての贈り物」の意味では「壺を開け
るな」の意味は頭に浮かびませんが、アッカド語が
分るとあっけないほど簡単に箱や壺を「開けるな」
の意味が分ります。

4年前ほどに作って「外国語散策」に載せた
私の短歌も語源散策と一緒に載せます。

夕暮れに

探し求めて

得た物は

怪しい香り

パンドラの罠


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以下は私の別のブログからの転載です。


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パヂン、パヂー、脱ぐ、外す、恥、paddy、稲、脱穀、籾殻


 方言を使う時には良くパヂン、脱ぐを使います。服や靴を

「脱ぐ」の名護方言は「paddy=padi=パヂ」ンです。公衆の

面前で「服を脱ぎ」「裸を曝す」のは赤っ恥の「恥=パヂー=

padi'」です。 この音と意味は「稲穂=paddy=籾→籾殻を

取り去ったら=粕=白米=恥=赤っ恥=padi」と推測できます。

稲穂を収穫した状態の稲は籾殻付きです。これを「脱穀」して

「米=rice」の形、元本に対する、本の僅かの「rice=利子」

の形にしないと食べられません。この現象、脱穀は「paddyn=

体の外を覆っている服を脱ぐ=籾殻を取り去る必要がある状態

=籾殻付きの稲=paddy」と同じでしょう。  「paddy=脱穀」

「して=ティ」、米にして食べる物=paddy=稲」と名付けたと

推測できます。水田の英語は「a paddy field, or a rice paddy」

です。「p=h」の変化は普通に見られます。「padu=hadu」です。

外の物を「取り去る」のは「hadu=ハヅ=外」ス、とも言います。

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パンドラの壺、パンドレア属の花々


 パンドレア属の花があります。その殆どがツタ、ツル、

カズラに咲く花です。 「蓋を開ける=服を脱ぐ」は同じ

現象だと気づいたらアッカド語、名護方言、ギリシャ語、

英語に同じ音、同じ意味の言葉があるのに気づきました。

蓋を「開けてはいけない」は、身を覆っている「服を脱い

ではならない」と同じ現象を表す表現、と推測できます。

蓋を開けてはいけないで思い出すのは、パンドラの壺

と浦島太郎です。「padula=pandla=開けるな」です。

パンドラの壺の意味が「蓋を開け」て「中の物を放すな、

外に出すと広がり延びるぞ」の意味であるのが分ります。


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プロメテウスとパンドラの壺


 パンドラの箱の序章がプロメテウスの話です。

プロメテウスの話は天界にあった「火」を地上

に持って来た話です。火を天界から地上へ「解放」

した話です。「蓋を開けて解き放つ」という点では

プロメテウスの話とパンドラの壺の話は同じ内容、

テーマです。手を替え品を替えて一つの話題を話し

ているに過ぎない事が分ります。 同工異曲です。

「思い通りに事が運ぶ」のを思う「壺」と言います。

プロメテウスも神様も、パンドラの壺は開けられる

と予想していたと思われますので、プロメテウスと

神様の予想通り話は展開しています。思う壺です。

パンドラの箱よりパンドラの壺の翻訳が良いでしょう。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語     英語


  padu'     解き放つ   release
         放す
        (蓋や外枠を
         外して、取り
         除いて)

     la    否定      not


シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典

P の参照ページ
36

L の参照ページ
21