開業医の妻のたわごと

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爪を塗る仕事の女の子たち in USA

2008年09月07日 00時56分51秒 | Weblog
昨夜、パラリンピックの開会式を夫と観た。

米国の選手団の開会式でのユニフォームが

オリンピック時の選手団とほぼ同じだった。

いいな、同じ!!!


それに引き替え日本はジャージ・・・。

動き易さを考慮したのかもしれないが、

何か安く仕上げている感じ・・・ヤダナ。


で、一昨年の9月に友達(女!)とふたりで行った米国個人旅行を

思い出したので、今回は米国のお話。

 
ボストンの街をふたりでフラフラ歩いていたら、

「NAIL」という看板をいっぱい見た。

アタチは以前から1度は「マニュキュアを人に塗ってもらう体験」を

してみたかったので、通りがかりの店に、ふらりと入った。


予約が必要かな、と思ったが、店はガラガラだった。

店員とおぼしき女の子が6名ぐらいいて、

お客さんと思える女性が1人だけが爪を塗ってもらっていた。

店の外は小綺麗だったのに店内は日本のエステの店とはほど遠く、

ちょっと薄汚れた雰囲気だった。


マニュキュアとペディキュアで30ドルと表の看板に書いてあったが

私は手の爪だけ塗ってもらいたかったので、

マニュキュアだけだといくらか訊いた。


「13ドル(当時約1500円也)」との事だった。

時間は30分程度かかると言われた。

その時は特に他に予定がなかったので、すぐに塗って貰うことにした。


友達は30分後に戻って来ると言って、その場を立ち去った。


店員の女の子達(20歳ぐらいか?)は、一応に浅黒い顔をしていて、

化粧っけが無く、髪の毛は黒く、ひとつにゴムで束ね、

ジーパンかジャージにTシャツというヨレヨレの服装だった。


女の子たちに英語があまり通じない。

向こうの英語もたどたどしい。

中国人か韓国人かな・・・と思ったが、どうも違う感じ。

店の飾り物を見て判断したのだが、

どうやらベトナム人のようだった。


私の横のお客さんは白人女性だった。

途中入って来た客も白人だった。


私の担当になってくれた女の子の爪は、マニュキュアなど塗られておらず、

深く切られているのに、扱っている薬品やマニュキュアの為か

爪と指の皮膚が黒ずんでいた。


爪を塗る仕事は日本でもそうだけど、

シンナーのガスで頭がやられないか心配だ。


私の爪を塗っている女の子は店員同士で、ず~っと甲高く喋り続けていた。

内容はサッパリ理解不能なのでいいのだけど、

日本の美容院とは様子がかなり違う。


客を待っている女の子たちは、私達の横のソファにだらしなく寝そべっていた。

顔に生気が無くて、売られて来た売春婦のように見えた。


彼女たちは何を考え生きているのだろう。

彼女たちはどうやってこの職を見つけたのだろう。


着飾ってお店に来て、爪まで人に塗ってもらう余裕のあるお客と、

着の身着のままの、オシャレをする余裕の全く無いアジアの女の子と、

ここでも人間の格差を見た。


それにしても、お店の中で、客の横のソファで、

あんな風にだらけた姿で横たわっている女の子を見たくない。


例え貧しくとも若い女性には小綺麗にしていてもらいたいし、

きちんと椅子に座っていてもらいたい。


現代の日本人はともかくとして、

昔の日本人なら、家ではだらけていても、

仕事場で、客の前では、ダラダラの姿は見せなかったと思う。


米国のボストンまで来て、職を得て、しかもあの姿。


彼女たちがあんな風で平気なのは文化の違いだろうか?

教育の問題だろうか?


塗ってもらってから、1週間経っても

(素手で土を掘っても、ぬかみそをかき回しても)、

プラスティックを貼ったように綺麗なままの自分の手の爪を眺めながら・・・


旅の後、

そんなことを、私はつらつら考えていた・・・。

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