縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

メイプルソープ

2008-02-20 | Weblog
ロバート・メイプルソープの写真が猥褻だってえええ、誰だそんな野暮なこと言ったやつは、ああ役人か。
かなり前に庭園美術館に彼の写真展を観に行った。かなり大きな銀塩写真がたくさん展示していた。
迫力もさることながらそこから発する妖気、いままでどんな展覧会をみても一度も感じたことのなかった
不可思議なオーラが作品の中から目に見えない放射能のように浸みだしていた。その時メイプルソープは
亡くなっていたけど彼の影がそこにいる気がした。
猥褻画像がオーラをだすかってーの、馬鹿言ってんじゃない。写真集だと解らないかな、だったら役人を
亀甲縛りにして本物の写真の前にひっくくっていけばいい。それでもだめなら蘇民祭の真っ只中に落としてやれ。
この件が最高裁までいったとはなんとお金と時間の無駄だろう。

その後の杜子春

2008-02-19 | Weblog
きつねじじいは食品の安心安全にいつも心がけていた。長生きしたかった。そこで米も麦も野菜も果樹も
自分で作ることにした。肉は山でうさぎや鹿を取って食った。だが自給自足はとにかく疲れる。毎日が農作業に
費やされへとへとで次第に食欲が無くなった。どんどんやせ細る自分の体を心配しながらとにかくカスミだけでもと
口に中に入れていた。
きつねじじいは仙人になった。仙人はカスミを食べるのではなく、かすみを食べたから仙人になるのだ。
何百年後、山の頂できつねじじいはいつもと違い昔食べたタヌキ汁の味を思い出して思わず涎を垂らしてしまった。
涎はきつねじじいの足下に落ちて土の中に吸い込まれていった。するとその場所からいきなり中年の男が
現れた。杜子春だった。杜子春は仙人になる夢が破れた後地上で餃子屋のおやじをしていた。
「仙人様ここであったが百年目、どうかわたくし目に今一度お力をお授け下さい。すでに母もこの世には
おりませぬ、どんなつらい修行にも耐えて見せましょうぞ」
杜子春?はてどこぞで会ったことがあったかいな、まあいいわい、きつねじじいは杜子春に
「六本木アマンド前の地面を掘り返すとよかろう」と一言与えた。
アマンド前を掘り起こした杜子春は逮捕された。だが杜子春の餃子はおいしかったのでこの事件で有名になり
チェーン店になって大金持ちになった。時々きつねじじいも食べているそうだ。
だが杜子春は仙人になることをあきらめていなかった。続く。

安戸羽マリエ

2008-02-17 | Weblog
寒いー、夏は暑くて怒りたくなる。冬の寒さは侘びしくなる。北国はもっと寒い。その寒さの中で年金暮らしの
お年寄りが灯油の高騰に悲鳴を上げている映像をみて、ぶちぶちいうのは少しだけにした。
マリー・アントワネットはパンを求めてデモ行進する民衆にパンがないならケーキを食べればいいのにと
言ったとか、言わなかったとかの噂がある。
実はマリー・アントワネットは命からがらフランスを抜け出して日本にたどりついていた。その子孫は今では
北国選出の国会議員となっていた。ある日物価高騰の煽りをうけ生活に困窮する民衆の前で安戸羽マリエは
灯油は高いのでエアコンで暖まりましょう。それなら空気もよごれないし、地球温暖化に効果的です。
それともタヒチに行ってサクラが咲く頃まで避寒する手もありますわよ。タヒチは私の先祖のマリー・
アントワネットが嫁いだフランス領ざますと演説をした。遠くで誰かが叫んだ。
おめえ、あっちで捕まっちまえばよかったんだよと。
今年は選挙あるのだろうか。

セレブ・デ・コンニャク

2008-02-16 | Weblog
セレブ・デ・トマト、トマトを素材にしたトマトのお店、なんだか気取った店構えで、ちょっと敷居が高そう、
でも猫社長はトマトが大好きなので一度は行ってみたいと今朝テレビで紹介している画面を食い入るように
見つめていた。これがセレブ・デ・オニオンだったら死んでも行かない。
セレブ・デ・コンニャク、これも案外いけるかも、ごはん、麺、パスタ、ハンバーグ、その他の総菜もみんな
こんにゃく、やせるぞこれは。
こんにゃくといえば伊賀上野の近くにこんにゃく屋という屋号の旅籠があった。こんにゃく料理が有名だった。
夕食のこんにゃくのフルコースに舌鼓を打った後、お膳を下げに来た仲居さんは四角い顔ののっぺらぼうだった。
ぷるんぷるんと体をくねらせながらこんにゃくの仲居さんはお風呂を勧めてくれた。猫社長の体は恐怖で
冷凍バナナのようにかちんこちんに固まっていた。がちがちの体で風呂場に向かい湯船に飛び込んだら、
お湯がどろどろしていて体にねっとりと液体がまとわりついてきた。お湯の正体は固まりきってないこんにゃく
だった。だがこんにゃく湯はお湯より体を温めてくれ、凍り付いた猫社長の体は高野豆腐くらいには戻っていた。
だが体中がこんにゃく臭い、こりゃこのままもう寝るしかないとほうほうの体で部屋に戻ると布団が敷かれていた。
だが猫社長の体は正真正銘こんにゃくのようにへなへなとその場に崩れ落ちた。布団もこんにゃくだったのだ。
掛布とんはご丁寧にバラの絵柄だ。うそだろ、        もちろんうそ。
数十年前に泊まった伊賀市佐那具の本陣こんにゃくやは今でも営業している。また行ってみたいなあ。

ギャル曽根ピノコ大実験

2008-02-14 | Weblog
ワイヤーフォックステリアのピノコをセンターから引き取ってそろそろ1ヶ月、鼻っぱしらはあいかわらずの
禿ちょびれでカエルのお腹みたいだ。3キロしかなかった体重は5キロになった。
こいつは食べることしか頭にない、喰らいのけだ。エサ鉢はいつも舐めたようにぴかぴかだ。実際舐めている。
食事は一日4回くらいに分けている。でないと下痢気味、今は健康かりんとう。
どんなものでも残さない、パン、野菜、うどん、ラーメン、ピノコに味覚という物はあるのだろうか。
そこでちょっと実験、煎餅にうめぼしをなすり付けてあげてみた。ぼりぼりと完食。
トマト、完食。すっぱいビタミンCのサプリメント、すぐ飲み込んだ。ビール数CC、迷わず飲み干した。
まいりました。食べているときはしっぽふりふり楽しそう、幸せそう。お前のフルネームはギャル曽根ピノコ。
横浜そごう6階ジャパンショップに常設、おひな様満載