縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

梅を天まで飛ばしたら

2009-04-06 | ピノコ
ピノコが何か吐いてたよ、と婆猫が言ったので庭を覗いたらゲロの中に角砂糖くらいの2つの物体が
混ざっているのが見えた。梅の種だった。なぜ梅の種?猫社長は合点している。
猫社長は梅干し梅漬けの果肉を戴いた後その種を口から庭にプッと飛ばす趣味がある。どうやらピノコは
その種を飲み込んで、これまたどうしたわけか吐いてしまったらしい。
猫社長はいつか梅の種飛ばしの大会に出場したいと密かに考えている。最近は5メートルくらいは軽く
飛ばせるようになった。庭木に止まっているカラスに向かって飛ばして頭に当てたこともある。コントロールも
バッチリだ。昨日は空に向かって飛ばしたらどんどん上昇して、雲の間を抜けて見えなくなってしまった。
ピノコや梅の種はやめといたほうがいいぞ、とそっと頭をなでていたら、バリーンと硬くて高い音がした。
物置の屋根に何かが落ちたみたいだ。それが跳ね返って地面に落ちてきた。
梅の種だった。落ちた種はその場でぱっくり二つに割れて中に手紙が入っていた。
 天に唾をするってのは知っていたが梅を唾するのは初めてじゃ、だが梅の中の天神様はうまかったぞ、
 馳走であった。
いえいえこちらこそ、お粗末様でした。ところであんた誰?

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