縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ショーシャンク風船おじさん

2018-05-02 | Weblog
平成の小野田さんは海を越えた。
刑務所から脱走して向島に泥棒しながら潜伏していた
脱走犯はついに泳いで本州に渡った。
その時洋服はビニールに入れていたそうな。
映画ショーシャンクの空にで脱走した主人公もビニール袋に服や靴をくるんで
汚泥の配管を潜り抜けた。
平尾兄さんもこの映画を観ていたのかな。
でも潮の流れが早い海を泳ぎ切った根性は賞賛に値する。
もし泳いでいる途中力尽きてどこかに流されて息絶えたら、
向島は何年も厳戒態勢のまま、中々見つからない平尾容疑者に痺れを切らし
いつしか平成の風船小野田さんと呼ぶようになる。
数十年後、大人は子供たちに
悪いことすると風船小野田さんに捕まって知らない所に
連れて行かれて二度と戻って来られないぞ〜と、
脅して子供らをおとなしさせる伝説を作り上げる。
田舎伝説の始まり、始まり。
だから平尾容疑者は生きて捕まってよかったよかったのだ。
これでいいのだ。