縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

3.11二つの世界

2011-06-13 | Weblog
四十雀ちゃんのグループ展を観に久しぶりの銀座詣で。
その後四十雀ちゃん含めておばさん4人でライオンに出向いた。
3.11以後ちょっと遠出は歩きやすくて疲れない靴を履き、
バックにはペットボトルとカロリーメイトを携帯している。
それをビール飲み飲み話したら、
「あたしは通帳と印鑑と下着も忍ばせている」と郡山の雀ちゃんが言った。
四十雀ちゃんは今朝郡山から出てきて日帰りの旅だ。
するとイタチちゃんが
「私はスペース暖シート、アルコールスプレー、ゴム手袋、スイス製のアーミーナイフ
懐中電灯も入れてるわよ」と言った。
アーミーナイフかそれは猫社長も持っている。よしこれから持ち歩こう。
鋏とナイフが付いているシンプルなものだけど、いざというとき役にたちそうだ。
するとココナッツちゃんが
「あなたたちそれじゃ甘いわね。私なんて飯ごう、寝袋、ロープ、赤外線めがね
万能工具にホイッスルよ」とホイッスルをビアホールに全体に響き渡らせた。
「福島は見捨てられた、見殺しにされた」四十雀ちゃんの顔は怒りに満ちていた。
「猫社長の住む神奈川だってチャララー茶葉から牛乳じゃなくてセシウム」
いつもはてんでばらばらな話をして人の話なんててんで聞いちゃいない
おばちゃんたちの話題が一つにまとまっていた。
3.11以前の世界と以降の世界、私たちは戻れない違う世界に生きている。と思うのだった。