縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコ窓ガラスに突進

2011-09-01 | ピノコ
廊下を全力で走り、その威勢のまま左に90度折れ、キッチンをふんばりふんばり
曲がりながらリビングに突入してきたピノコ。
窓ガラスの直前でブレーキを掛けて体を回転させたまではよかったのだが、
勢いが付きすぎて止まりきれずに尻がまともに窓ガラスに当たってしまった。
ピシッ、鈍い音が聞こえた。
サッシの一枚ガラスには放射状のみごとなヒビが入っていた。
お前のケツはハンマーかよ。
しかしまあ、そのまま窓を突き抜けなくてよかった。
ガラスの破片で血みどろになったピノコはやはり見たくない。
窓が割れたのはこの家に住んでから初めてのことだ。
タウンページで調べてすぐに付け替えて貰った。
結構な値段だった。
ただより高いものはない。
ピノコを飼い始めてからこのセリフを何度吐いたことか。
なあピノコ。

ピノコは呪怨

2011-08-18 | ピノコ
あつい、あづい、あぐい、あぐうわ、あぐら、あぐらぼくじょう。

スイカは暑くないと食べる気にならない。
今日はスイカの食べ頃指数は満点だ。行く夏を惜しみながら
スイカをグサグササクサクとかぶりついていたら
猫社長の足下にあやしい気配が忍び寄って来た。
ピノコだった。ピノコがテーブルの下から猫社長を恨めしげに見上げていた。
じとーと見つめるオール黒目はまるで呪怨みたいだった。
押入の襖を開けるとでたー、
炬燵のふとんをめくって中を覗くと小さな頭がにゅーっと、でたー。
天井を見上げると天板の隙間から覗いている痩せた体の黒目の男の子、でたでたでたー。
動物は相手にどこを見ているか悟られないように目の玉が黒目なんだって。
人間は進化か退化かしらないが白目の中に黒目がある。
黒目がちの瞳は魅力的だけど全部黒いと恐い。吸い込まれそうだ。
最近恐い映画や怪談話を聞いてもちっとも涼しくならないのだけど、年のせい?


ペラペラスイカ

2011-08-11 | ピノコ
円が一時76円になった。
ン十年前にワイハに行った時の使い残したドルがある。
たしか120円台だった気がする。
円が高くてよかったよかった、なんてその当時は喜んでいた。
1ドル130円より上になったら替えようとしまっておいたらもうあかん。

ああ暑い、それでも去年よりはましだと思う。去年は7月からずっと暑くて
永遠に灼熱地獄が続くのじゃないかと絶望状態だった。
今年はまだましだ。
暑いからスイカがおいしい、松本ハイランドのスイカしか食べたことがないけど
本当に甘い。ピノコにも赤みを少しだけ残してあげている。
ピノコは口をショベルカーのようにスイカを起用にすくっている。
ずいぶんきれいに食べるもんだ。
スイカはほとんど水分だ。そのせいかピノコがおしっこに失敗した。
いつもはちゃんと知らせてくれるので外に出してあげられた。
膀胱がたっぷんたっぷんになって間に合わなかったみたいだ。
もちろん、鬼のように怒ってやった。
こんどお漏らししたら、ホットドックにしてやるぞ。



ピノコの爪が折れた

2011-03-08 | ピノコ
庭で遊んでいたピノコの左足の先が赤く染まっている。見ると爪が折れていた。
どこかで引っかけてしまったのだろう爪が半分ほどになっていた。神経のあるところまで折れてしまった
らしい。
別に痛がっている様子はないし、びっこも引いてない。
動物病院に行こうかどうするか。その前に一応ネットで調べてみた。
犬の爪が折れたり抜けたりするのはよくあることみたいだ、たくさん事例が載っていた。
獣医に診せても消毒して抗生物質の注射をするだけみたいだし、ほっといても大丈夫ともあった。
そこで猫社長は足をよーく洗って薄めたオキシフルをピノコの足先に降り注ぎ、家の中で安静にさせる
ことにした。オキシフルをかけると爪から泡がブクブクと出てきた。
ピノコの前足は散歩の時にセメントやアスファルトの道路に磨かれていつも短くなっている。
ところが、後ろ足の爪は肉球が厚みを持っているせいでか地面に着いていない、結構長い。
まあ出血も止まったことだし、これでしばらく様子をみることにした。
ところで、ネットの中で犬が傷口を舐めないようにカラーをしましょうと言う意見と、
舐めることで傷が早く治ると言う二つの意見が載せられていた。
どっちなのさ、カラーは値段が高そうだ。きっとピノコはいやがるだろうし、ぶち切れて猛獣に
なるかもしれない。てことで猫社長は舐めるほうが治りが早いという方を取った。
今ピノコはマニキュアを塗ったような赤い爪をペロペロ舐めている。
これでいいのだ。

エイリアンピノコ

2010-04-13 | ピノコ
公園のベンチ、ご婦人の膝の上でおとなしく抱かれているワイヤーフォックステリアを発見。
ピノコを抱き上げるとネズミ花火みたいに猫社長の腕の中でぱちぱち跳ねて暴れてひっくり返って
噛みつこうとする。だからワイヤーって抱けないと思っていたので猫社長もうびっくり。
そうか抱かれ嫌いはピノコだけだったのか。
ピノコはよく切れる。餌を食べている側を通ろうとして横腹にちょっと触れただけで噛みついてくる。
もう恐いのなんの、どうしてくれよう、どうしよう。
ピピピノコちゃんだ。アヒルだキレキレ。
くそー、負けないぞ、死ぬまで付き合ってやるーー。
写真は歯茎をむき出して襲いかかってくるピノコ