縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

ニューハンプシャーを行く(前編)

2006-09-28 23:48:38 | もう一度行きたい
 日増しに涼しくなってきた。もうすぐ10月。よく町でハロウィンの飾りを見掛けるようになった。例のカボチャのお化けである。このカボチャを見るとニューハンプシャーを思い出す。
 訪れたのは3年前の11月初め。涼しいを通り越し、もう寒い時期だった。緯度的には札幌とさほど変わらないが、ずっと寒い気がした。

 ニューハンプシャーと言って、すぐピンと来る方は極めて少ないと思う。イギリス? それともアメリカ? どちらも正解と言えなくはない。なぜなら、それはアメリカに来たイギリス人入植者が故郷ハンプシャーに因んで付けた名前だから。
 位置的にはアメリカの北東部、ほんの一部が海(大西洋)に面し、これまた一部がカナダと国境を接している。ニューイングランド地方の州で、アメリカ独立13州の一つでもある、大変歴史ある州だ。

 が、海外からの観光の目玉になるような名所はなく、日本での知名度は低い。実際に行ったことのある日本人も少ないだろう。日本との関係でいえば、日露戦争の講和条約が結ばれたポーツマスはニューハンプシャーの町である。又、『ダヴィンチ・コード』の作者ダン・ブラウン、『ガープの世界』のジョン・アーヴィングはこの州の出身だ。
 そして、大統領予備選を最初に行い、そのときだけ全米、更に世界の注目を浴びることでも知られる。とはいっても、これは4年に1度の話。ニューハンプシャーは、州の法律で全米で一番に大統領予備選を行うと決めており、おそらく2008年1月には世界のニュースで採り上げられることだろう。そのとき、あっ、これが あの と思い出して頂けると光栄だ(まあ、随分先だし、無理かなぁ)。
 ニューハンプシャーに多少縁があるため、ちょっと向きになって説明してしまった。申し訳ない。

 さて、何故僕はニューハンプシャーに行ったか。実は試験を受けに行ったのだった。ワシントンD.C.経由でマンチェスターに入り、そこからバスでナシュアに向かうことにした。タクシーで行っても良かったのだが、実は一人旅のときは公共交通機関があればそれを使う、というのが僕のモットーなのである。
 ところが、なんとバスがない。時刻表を見ると1時間半近くもバスがない。時差ぼけも手伝って、僕は呆然と立ち尽くした。さらに驚いたことに、その次のバスが今日の最後のバスのようだ。ということは、取り敢えずバスがあったことだけでも感謝すべきか。まだ昼間の2時なのに。うーん、車社会アメリカを甘く見てはいけない。田舎だと、バスや鉄道は長距離のみ使うもので、あとはほとんど車なのだろう。

 まだハロウィンの話に行きつかないが、先が長いので続きは次回に。

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