縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

備前は備前焼だけじゃない~環境にやさしいエネルギーでまちづくり

2006-02-14 21:12:39 | 環境を考える
 やきものが好きだ。中でも備前焼はお気に入りの一つ。素朴だけれども、暖かく、そして力強い。家には備前特有の窯変、牡丹餅のある皿を飾っている。が、今日の本題は別の話。備前みどりのまほろば協議会 http://blog.drecom.jp/bizen-midori/の話だ。

 備前市は平成17年度の環境省「環境と経済の好循環のまちモデル事業(平成のまほろば事業)」のモデル都市に選ばれた。全国で10ヶ所あるうちの一つだそうだ。市民、事業者、行政が協力し、地球温暖化防止のために行動しようというプロジェクトである。
 自然エネルギーの生産と効率的な節約というテーマの下、「炎と陽と倹」という三つの事業が行われている。「炎」は備前焼に欠かせない薪を使ったストーブ、即ち木質バイオマスの利用。「陽」は太陽熱の利用。最後の「倹」は省エネ、エスコである。なんでも倹は閑谷学校の建学精神の一つらしい。

 この協議会の存在はある展示会で知ったのだが、おもしろいなと思ったのは、広くボランティアの参加を募っているのに加え、市民に出資を求めている点である。出資金は環境にやさしいエネルギー設備を導入する事業に使われる。人間、不思議なもので、身銭を切ったものには関心が向く。多くの日本人は、国民の義務というものの、強制的というか半ば自動的に取られる税金の使い道には関心が薄い。環境問題を考えるこの事業が市民の間に根付くことを期待してやまない。環境問題は、ゴミを減らす、きちんとゴミを分別するなど、まずは身近な問題として捉えることが必要であろう。

 因みに、明日は水曜日、燃えるゴミの日だ。わが家でゴミ出しは私の仕事。出勤前の貴重な時間をゴミに取られ、地下鉄の駅まで走ることもしばしば。そう、やはり環境問題は身近な切迫した問題なのである。

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