縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

フィンランドの有名人・前編(北欧の話その5)

2016-10-04 00:13:54 | もう一度行きたい
 あなたは「フィンランドの有名人は?」と聞かれたら誰を思い出しますか?

 Linuxの開発者? 失礼、名前を忘れてしまいました。
 ノキアの社長? フィンランドの会社ですが、社長はフィンランド人でしょうか?
 それとも、F1好きの方であればハッキネンやライコネン、スキージャンプがお好きな方であればニッカネンやアホネン、といったところでしょうか。あとはサンタクロース・・・。

 残念ながらサンタの住む村は遠いので、僕らは彼に次ぐフィンランドの有名人に会いに行くことにしました。
 
 一人目は“ムーミン”。

 みなさんご存じかと思いますが、ムーミンはカバではありません。フィンランドのどこかにある“ムーミン谷”に住む妖精の一種です。もう一度言います、妖精です。人を見かけで判断してはいけませんね。

 ナーンタリという町に“ムーミンワールド”というテーマパークがあって、夏の間だけオープンしています。今年は僕らがフィンランドに着いた8/25が最終日でした。僕らは、その日の早朝、隣町のトゥルクに着いたのですが、“ムーミンワールド”はお子様向けな感じがしたので行きませんでした。さすがにムーミンの着ぐるみに会って「嬉しい!」と感激する年ではないので。

 その代わり、タンペレの“ムーミン谷博物館”に行ってきました(因みに、今の博物館は10/30で閉館し、来年5/9に新しい場所にオープンします)。タンペレは、トゥルクから特急電車で1時間半くらいのところにあるフィンランド第2の都市です。もっとも人口は22万人しかいません。湖に囲まれたきれいな町です。
 博物館には、作者トーベ・ヤンソンが寄贈したムーミンの原画やムーミン屋敷の模型(ドールハウス)など多くの作品が展示されています。写真撮影は禁止で、カメラのシャッター音がすると屈強なお兄さんが飛んできて注意されてしまいます(体験談)。
 日本語のパンフレットがあり、ムーミンに詳しくなくても充分展示を楽しむことが出来ます。ただ説明の番号と展示の番号や順番が微妙に違うところがあり、若干の努力と忍耐が必要ですが。

 実は、僕はムーミンのアニメを見たことがないし、ムーミンに関する知識といえば主な人物の顔と名前を知っている程度でした。彼らの性格は勿論、ムーミンのストーリーもほとんど知りません。
 そんな僕ですが、今回博物館でムーミンの世界に触れ、ムーミンに対する認識を新たにしました。ムーミンを、童話や子供向けアニメだと考えてはいけません。大変奥の深い話です。「深イイ話」に投稿したいくらい。友情、勇気、やさしさ、そしてユーモアと皮肉。子供に教えたいだけでなく、知れば自分もちょっぴり元気になれる、名言、人生訓がびっしり詰まっています。
 やはりフィンランドの長い冬は人を哲学者にするのでしょうか。一度ムーミンの小説をしっかり読んでみようと思いました。

 で、二人目は・・・と行きたいところですが、思いのほか長くなったので、それは次回に。


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