縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

志摩、"婦唱夫随"の旅

2006-07-24 23:50:00 | もう一度行きたい
 妻がキレた。妻はこの春の異動で新しい部署に移ったのだが、その部署は異様に忙しい。残業も多く、ひどいときなど毎晩午前様だった。残業代をもらっても使う暇がない。こうした中、妻は突然宣言した、「7月の3連休、志摩に行く。タラソ、受ける。」
 というわけで、この3連休、僕達は志摩に行った。2泊3日、タラソ三昧の旅。タラソテラピーを含めホテル代は妻が持ち、その他は僕の負担。といっても、タラソテラピーを贅沢に8種も組み込んだ、このホテル代が驚くほど高いらしい。

 それはさておき、まずは「タラサ志摩ホテル&リゾート」の簡単な紹介から。場所は、三重県は伊勢志摩、鳥羽駅から車で20分ほどの所にある。ご存知のように伊勢志摩はリアス式海岸で、入り組んだ湾など海岸線がとても美しい。真珠の養殖でも知られる地域だ。
 このホテルはフランスのタラソテラピーを日本で初めて採り入れた施設として有名である。志摩の澄んだ海水をふんだんに使いタラソを行っている。美容と健康に、そして頑張った自分へのご褒美にと、女性に人気の施設である。最近はウェディングにも力を入れているようだ。

 正直なところ、ネコに小判、ブタに真珠、僕にタラソといった感じで、僕はタラソにあまり感動しなかった。パックして肌が多少きれいになったところで大勢に影響はないし、海水を使ったマッサージは僕の頑固な肩凝りには通用しない。まあ、自然の中で良い気分転換にはなったが、そんなにお金を掛けなくても気分転換はできるのにと思ってしまう。が、妻はリラックスできたし本当に来て良かった、と喜んでいる。見解の相違、男と女の違いである。カップルで行く男性諸氏、タラソは必要最低限に抑えるのがお勧めだ(次回はそうしようと妻と手を打った)。

 ホテルの食事はおいしかった。最初の晩はフレンチ、次の晩は和食。やはり魚介類が良い。特に今の時期が旬の鮑は絶品。自分で焼くことができたので、少しレアめで食べたり、肝を絡めて焼いたりと、少しずつ味を変えて堪能した。
 ただ問題は飲み物が高いこと。食事代は宿泊費に含まれているから良いが、飲み物代は別である。我々のような飲兵衛に飲み物代が高いのは痛い。何か良い方法はないか。飲み物の持ち込みはできないか。旅行には大抵家からワインを持って来ている。今日もある。雰囲気的に持ち込みは厳しい感じがする。うーん、何か理由を考えなくては。そう、今日は結婚記念日だ(??)、お祝いにもらったワインがあり食事と一緒に飲むことができれば、というのはどうだろう。
 で、レストランで開口一番、「ワインの持ち込みはできますか。」と尋ねた。「実は今日は・・・・」と話そうとしたところ、あっさり「どうぞ、2,000円頂きますが、それでよろしければ。」とのこと。ちょっと拍子抜けしたものの、有難くワインを持ち込まさせて頂いた。2,000円払うのが惜しくないほど、店のワインは高い。

 タラソのない時間は海に行ったり(ホテルのすぐ前が海水浴場である)、ホテルの散策コースを歩いたりして過ごした。散策コースは山の中を進み海岸に出るコースだったが、たまたま満潮と重なり海岸の岩場を歩いたり、海の中を歩いたりと、ちょっとワイルドな気分が楽しめた。
 最終日は鳥羽水族館に行った。不思議と水族館も女性の方が多い。カップルや親子連れのほか、女性だけのグループはいるが、男性だけのグループはいない。男性は魚を見るよりも食べる方に興味があるのだろうか。そして真珠を買った。ホテル代のお礼に妻にプレゼントした(結局、ホテル代を払った方が得だったかも・・・・)。
 こうしてみると、志摩は夫唱婦随ならぬ“婦唱夫随”のリゾートだと思う。疲れた妻の癒しの旅だった。

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