ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

医者ズバッを見た

2006-03-30 | どうでもいい話
3/24に医者ズバッという番組が放映された。みのもんたと芸能人、名医20人が医療に関するテーマで激論を繰り広げるというものだった。腹腔鏡下手術のエキスパートとして金平永二先生が出演するということで録画しておいたのだが・・・・あまりの内容のひどさに参った。出演したことを後悔していた先生方も多かったのではないだろうか?それともいい宣伝になったということかな?

途中で鏡視下で結紮縫合をするという場面があったが、一般向けなのであの程度の内容になるのも仕方がない。また、金平先生が3日で1-2時間しか眠らずに働いたことがあるというコメントをされていた。私も30時間くらいなら、ぶっ続けで働くことはしょっちゅうだった。

たとえば、火曜日の午前、腹腔鏡下手術、午後、外来、そのまま当直入りして水曜日に外来。夜は2時間程度しか眠れないことは珍しくないので水曜日の外来では頭がボーッとしてきて、患者さんに説明している途中で何を喋っていたのかわからなくなるうこともしばしば・・・

金曜日の朝、術後の患者を回診し退院指導、そのまま宝塚に飛び、腹腔鏡下手術を2件、終了後、松山へ戻り、午後8時半ごろからそのまま当直入り、帝王切開、分娩などで朝まで一睡もせず働くなんてこともあった。

まるでニューヨークから成田までフライトしたパイロットが、休憩もなしにそのままシンガポールまで行ってしまうようなものだ。事故を起こしてくれといわんばかりではないか?(もう二度とあんな生活はしたくない)

番組の話にもどるが、金平先生の話で、「え~?医者って余ってんじゃないの~?!」の芸能人の声。しかも、気がついたら次の話題へ・・・今年一番むかついた瞬間だった。台本どおりやっているのだろうが、理解に苦しむ。
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