ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

北海道子宮内膜症・腺筋症セミナー2023 その2

2023-11-04 | 大阪日記
北海道子宮内膜症・腺筋症セミナー2023 講演内容をご紹介します

・演題名は『子宮内膜症と手術とジエノゲスト』私小説風な演題名にしてみました。


・子宮内膜症とジエノゲストの話から、機能性月経困難症・心身の相関、手術室におけるチームビルディング、子宮内膜症の手術と次から次へと話題を振ってみました。薬物治療が普及してきて直腸や膀胱・尿管の手術は減少しているようです。


・2006年から現在までの尿路系子宮内膜症手術の推移
膀胱子宮内膜症は膀胱部分切除を行いますが、ジエノゲストで管理できる例が増えたため減少傾向にあります。それでも尿路系子宮内膜症については一定数の手術はあります。


・尿路系の子宮内膜症について実例をあげて解説、ジエノゲストは意外と強力です。


・深部子宮内膜症においてもジエノゲストは有用ですね。手術は難易度が高くなりますが、当院では全例腹腔鏡下で行っておりますので、難易度の高い症例が集まっています。



・近年の子宮内膜症治療は薬物治療をしながら、手術のタイミングを探っていくという型になっているように思います。

(つづく、次回は機能性月経困難症の話題)

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