ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

はじめにお読みください

健保連大阪中央病院に勤務するラパロスコピスト(腹腔鏡術者)のブログです。婦人科腹腔鏡下手術、子宮内膜症、慢性骨盤痛等の治療を専門としています。

このブログでは腹腔鏡下手術、子宮内膜症、子宮筋腫に関する基本的な事柄については解説していません。まず、下記のウェブサイトをご覧になることをお勧めします。
日本子宮内膜症協会
子宮筋腫・内膜症体験者の会 たんぽぽ

手術を希望される方はこちらをご覧ください。

医療相談、ご質問にはお答えしませんのでご了承ください。

おすすめの本はこちら?ブックス・ラパロスコピスト

アムフィット

2008-03-22 | 腹腔鏡
通常、術者は立って腹腔鏡下手術を行う。どのような手術操作を行うかだけではなく、どのように立つかも重要だ。

ということで、昨年末、オリンピアサンワーズで、アムフィットのインソールを作ってもらった。手術用の履き物として良いものがなかなか見つからなかったが、結局、ビルケンシュトックのサンダルにアムフィットを装着した。

さて、実際の履き心地は?
さすが、アムフィット。まず、立つために、余分な力、とくに身体の外側に力を入れる必要がない。今までは、手術後に肩甲骨まわりが緊張することが多かったのだが、上半身が楽になった。緊張がとれるためか、どのような立ち方をしているのかを意識しやすい。それに加えて軸の感覚も強化されるようだ。上手く脱力できると、一輪車に乗っているような感覚になる。

今週は、13件のオペをしたが、これだけの仕事ができるのもアムフィットのおかげだ。

ちなみに、靴下は、ホームセンターで5足980円で買った足袋型のもの。オペには、やっぱり足袋がいいね。

(オリンピアサンワーズお勧めのゲルリークももっている。履き心地は最高だ。)
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ノルディックウォーキング

2008-03-20 | 大阪日記
左脚を痛めたこともあって、最近、ノルディックウォーキングにはまっている。

ノルディックウォーキングとは?
ノルディックスキーのクロスカントリーのようなポールをもって歩くウォーキングのことである。

やってみると、これがなかなか楽しい。ただ、歩くのと違って、上半身を使うのがいい。肩甲骨周りや背中の筋肉をよく使っているのがわかる。また、身体の軸も意識しやすい。ポールを使うので、下半身(膝や足首)への負担も少なくなる。リハビリ中の私には最高のトレーニングである。

RUN WALK Styleのサイトを参照してみると、
・身体の90%を動かす全身運動である。
・上半身を積極的に使うことができる。
・一時間あたり約400kcalを燃焼させることができ、肥満予防(メタボ対策)に効果的。
・膝、腰、足首への負担を軽減させ、高齢者にも安心。
・下半身への負担が軽減され、楽しく長い距離が歩けるようになる。
・歩行姿勢が驚くほどよくなる。

また、ランニングに対しては、
・自然に腰の落ちない、背筋の伸びた重心の高いランニングフォームを習得することができる。
・肩甲骨を意識した腕の動きが習得でき、股関節の可動域が向上し、効率良いランニングフォームが身につく。
・左右のバランスの悪さを矯正することができ、故障の回避に有効。

ほう、素晴らしいではないか。左脚を痛めたのも、利き足と添え脚のバランスの悪さや股関節の固さなども原因だろうから、今後の故障の予防にもなるだろう。また、手術やPCを使うと、どうしても上半身(肩や首)が凝ってしまうが、日常的にはほとんどすることのない、腕を後ろに振る運動をすることができるのがいい。一日中オペをしたあとの、よいクールダウン&ストレッチになる。

また、可能なら、手術を受ける予定の方にもお勧めしたい。
・肥満患者に対する手術操作は難しい。(腹壁が分厚く、気腹しても腹腔が拡がらない。内臓脂肪がじゃまをして術野を確保するのが困難)手術時間も長くなり、当然、開腹手術に切り替えるリスクも高くなる。→ノルディックウォーキングが、よい全身運動になる。ダイエット中のよい運動になるのでは?
・患者の運動不足や姿勢の悪さ(腹壁が硬くなりやすい)によっても、腹腔が拡がらず手術操作が困難になる。→ノルディックウォーキングによって姿勢がよくなると、腹筋が伸びやすくなりオペもしやすくなる。
実際、舞台俳優や声楽家など、姿勢のよい方を手術すると、非常に術野が広くて快適にオペできることが多い。


ノルディックウォーキング―Starting book

この本はDVDがついているので、どのようにしてウォーキングをすればよいのかよくわかる。入門書としては最適。ちなみに、モデルの夏見円さんは先日ワールドカップ距離で3位になった。

手術待ちの間に適度な運動をして生活習慣を改善し、少しでもよりよい手術を受けられるよう努力しましょう。運動の前後にはストレッチをお忘れなく。
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大阪城リレーマラソン2008

2008-03-16 | 大阪日記
大阪城リレーマラソンに、婦人科スタッフとともにチームを結成して参加した。今日は、晴れていい天気で格好のマラソン日和だった。

大阪城公園の一周2キロの周回コースを21周、タスキをつないでリレーする。我々、チーム”ラパロ”は、うちの子二人を含めて10人で参加した。私は、膝の調子がイマイチなので、2周で勘弁してもらった。

1周目(7番目)、軽く走るつもりだったが、ついつい飛ばしてしまう。きれいな走り方をするランナーがいたので、ペースメーカー代わりについていった。膝に不安があったので無理はしなかったが、1周目のラップタイムは8分16秒(つまり4:08/km)。

2周目(最終走者)、アンカーなので気合いが入る。ラストだから、行っちゃってもいいかな?飛ばしてはみたものの、最後は膝の不安で飛ばしきれず、はじめに抜かした人に抜かし返されてしまった。2周目のラップは8分6秒(どちらのラップもチーム最速、不安の膝もテーピングのおかげでどうにかもった。)。うーん、ついつい頑張ってしまうなぁ。

結局、チームの成績としては、3時間26分56秒で42.195kmを完走した。一人でマラソンを走るのもいいが、チームでタスキをつないでマラソンを完走するのも楽しい。
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第28回篠山ABCマラソン その7 初マラソン、サブ4達成!

2008-03-12 | 大阪日記
時間は
3時間56分39秒!(ネットでは3時間50分32秒)
よし、どうにかサブ4達成した。
が、ゴールしたと同時に左脚が引きつり痙攣した。

完走メダルをかけてもらい(たかがメダルとはいえ、なぜか嬉しい。)、前に進む。タイム計測用のチップをシューズからはずさなくてはならない。椅子がいくつか用意してあったので、脚をひきずりながら、どっかと腰を下ろすと、ボランティアの人がはずしてくれた。よほど、痛そうにしていたのだろう。

「大変やったねぇ~」
「いやー、初めてだったもので。」
「こんなになったのが、初めてだったの?」
「いや、初マラソンだったんですよ。」
「ほうー、初マラソンで4時間切ったのはすごいねぇ、今度は3時間半切らんとあかんねぇ。
「はい、また来年来ます。

しばらくしたら、痛みは治まり、どうにか歩くことができた。

預けた荷物を受け取り、着替えて帰路へ。
JR篠山口駅について階段を上ろうとすると・・・あがれない。手すりをもって、どうにかホームまでたどりつき、電車に乗って帰宅した。うーん、フルマラソンは甘くなかった。とはいえ、電車の中では次のフルマラソンはいつになるのかと思いをめぐらしていたのであった。
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第28回篠山ABCマラソン その6 サブ4なるか?

2008-03-09 | 大阪日記
篠山ABCマラソンのコースは31kmからほぼ下りとなる。ペースは上げやすいが、脚への衝撃は大きくなる。また、向かい風が強くなり、例年ランナーを苦しめるそうだ。

ペースを上げてみたが、脚は大丈夫。左脚は痛むが力は出る。身体のほうは、いくらでもいけてしまいそうだ。脚で蹴れない分、腰でぐいぐい引っ張る。問題は脚がもってくれるかどうかだけだ。

35kmで給水、このまま行けたら4時間切れそうだ。でも、まだ7kmあるのでペースを維持できるかどうか微妙。今度脚に激痛が走ったら終わりだろう。(脚のことを考えたら無茶なことをしたとは思うが)苦しくても、ペースは上がる。

38km地点、あと4km。RUN-WALK Styleの店長さんが、応援をしている。「あと4km、あと4km」ここで、3時間35分ぐらい。キロ6分で走っても4時間切れる、いくら苦しくても気分は最高だ。

40km地点を過ぎて、身体が左右にぶれてきた。平衡感覚がなくなってきたのか?脱水かもしれない。パスしようと思っていたが、ここで最後の給水。実際には脱水ではなく左脚の筋力がなくなって身体が左にぶれはじめていたのだった。

41km、あと1km。まわりを走っているランナーが、何人か立ち止まって歩きはじめた。あと1kmなのに・・・みんな限界を超えて4時間の壁を目指している。「がんばれ、いこうで」と声をかけてあげたいが、こちらも余裕はない。ゴールまで脚がもつかどうか。

篠山城跡にもどってきた。あと数百メートルだろう。皆のペースもあがる。もう必死になっているので脚の痛みも感じない。ゴールに向かって、突撃するのみ。

突撃だけなら猪(しし)でもできる・・・(by Takashi Matsumoto)

最後にランナーを一人追い抜いて、ついにゴール。
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第28回篠山ABCマラソン その5 この脚どこまでもつ?

2008-03-08 | 大阪日記
28km、つまり、あと14kmもある。どうにか走れるが、左脚の痛みは強くなっていく。よくわからないが、ペースは6分30秒/kmくらいだろう。30kmの折り返しから、下りになった。給水所で、左脚に水をかけて、スポーツドリンクを補給した。痛みはぜんぜん変わらない。棄権したほうがいいかもしれない。

あぁ、この日に備えて走ってきたのに。

走った距離は裏切らない・・・(by 野口みずき)じゃなかったのか?走った距離が不十分だったのか?それとも、ペースが速すぎたのか?

レース中に反省してどうする!

反省だけなら猿でもできる・・・(by チオビタドリンク)
反省している場合じゃないでしょう!

31kmまでやってきた。鎮痛消炎剤のスプレーがたくさん置いてある。このスプレーをとって、左脚(すねと膝)にタイツの上から十分吹きつけた。これで状況は少しは変わるかもしれないと思ったが、すぐには痛みは取れなかった。

32km、残り10kmほどになった。時間はすでに3時間を超えている。このまま、6分/kmのペースで走っていたら、グロスで4時間は切れない。それどころか、もたもたしていたらネットでも4時間切れないじゃないか

こんなことをしている場合じゃない

と思ったら、何故か痛みが・・・・・消えた。ペース上げていいのかなぁ?というか、自然にペースが上がる。
根性出していいのだろうか?仕方ないよな、行くしかないよな。もう、あとは、根性だけです。

えー、ここは篠山ですから・・・・

根性だけなら猪(しし)でも出せる・・・(by 松本 貴)

あーあ、篠山のイノシシになっちゃったよ。ペースは5分20秒/kmまで上がってしまったぞ。よーし、いったるで~。
あとは、しし汁だろうが何だろうが、好きにしちゃってくれ~
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練習会に行ってきました。

2008-03-08 | 大阪日記
いつも一人で走っていると、ちょっと淋しいので、同僚たちとRUN-WALK Styleというショップの練習会に参加することにした。最近、情報誌に、このお店のことが載ったとかで、参加者は多く、30人以上いただろうか?おまけに、テレビ局の取材まであって、ビデオカメラを担いでいる人がいる。(ひょっとして、私の走っている姿がテレビに出るかも?

ショップで着替えて、大阪城公園へ。店長さんを中心に、ストレッチや準備運動。スキップもやらされちゃったけど、スキップなんて30年ぶりくらいじゃないだろうか?その後、K先生は初心者向けランニング教室へ。私は、Kさん、S先生、Sさんとともに、すぐに走るほうへ。

1周1.8kmの周回コースを回る。ペースはゆっくり、2周目からちょっと上げてみたが、3周目のおわりごろ、マラソンで痛めた膝に違和感がありペースを落とし、軽くジョグして終わりにした。

最後に全員集合して、店長さんを中心にストレッチして終わり。彼曰く、「ランニングで頑張る必要はない、楽しく楽に走ればよい。続けていけば誰だってフルマラソンだって完走できるようになる。」とのこと。

やっぱり、みんなと走るのはいい。あまり走れなかったのが残念だが、楽しかった。脚がよくなったら、また来ようかなぁ
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第28回篠山ABCマラソン その4 初マラソン完走できるのか?

2008-03-06 | 大阪日記
20km地点にやってくると、女性が道路の真ん中で叫んでいる。

「水とって~!水とって~!」
お、有森裕子さんだ。おお、有森さんはカッコいい。

晴れて気温が上がってきたため、水分補給をうながしているのだ。

有森さんにハイタッチしてもらおうと近寄っていくと、私の前のランナーが突然、有森さんに抱きつこうとした。酔っぱらっているのか?ランナーズ・ハイで頭おかしくなってしまったのか??なんや~、こいつ??驚いて、困惑顔の有森さん・・・

仕方がないので、横目で見ながら走り続けた。あーあ、篠山で有森さんにハイタッチしてもらうのを楽しみにしていたのに・・・。(来年までお預けだな

ハーフの時点で、ほぼ、1時間56分経過。スタートのロスを計算すると1時間50分で半分を走った計算になる。身体は良い調子だ。このままの調子ならばグロスで3時間50分くらいでいけるかもしれない。

20kmを過ぎるとアップダウンがきつくなってくる。でも、苦になるほどではない。25km手前でトイレをすまし、これからのヤマ場にそなえて給水所で確実にスポーツドリンクをとる。20-25kmは5分25秒/kmだった。予定通りのペースだ。

ところが、25-26kmあたりで左のすね、前脛骨筋が痛くなってきた。上り坂が多くなってきたので、脚に負担がかかってきたのかもしれない。ちょっとペースを落とすべきなんだろう。また、道路も左右に傾斜しているところがあり、足で踏ん張っているとつらい。

28km地点にさしかかるころ、すねだけではなく、左膝周辺が痛くなってきた。痛みはだんだん強くなり、まともに走れる状態ではない。ペースを落とすしかない。GPSを見るとペースはほぼ6分/kmになってしまった。上りがつらい。30kmを過ぎてからの下りでは楽になるかもしれないが、下り坂の脚への負担を考えると、この左脚がゴールまでもつかどうかわからない。30kmの折り返し地点を過ぎると、もはや左脚を引きずりながら走る状態になってしまった。
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第28回篠山ABCマラソン その3 さあ、序盤戦

2008-03-05 | 大阪日記
スタート地点からは、それほどの渋滞でもなく、すぐに6分/km程度のペースになった。はじめに篠山の街をぐるりと回る。ボスの出身地だそうだが・・・田舎だ。のどかだ~。1-2km走るとペースは5分30秒くらいに。思ったほど混んでいないので、予定のペースでいけそうだ。ただ、調子よく走っているとついついペースの早い人についていってしまう。5kmまでで、ほぼ5分20秒/kmのペースになってしまった。正直言って、これでいいのかどうかわからん。

しばらく進むと30mほど先に肩車に乗って叫んでいる人がいる。何を言ってるんだろう?あの変な人、と思ったら、やっぱり、また赤井英和さんだった。んー・・・テンション高すぎ・・・かも。一応、元気をいただきました。

身体が温まってきて、ペースは若干あがり、結局はじめの10kmは5分18秒/km。予定より早く入ってしまったが無理なペースではない。体調も問題なく、ペースを上げすぎないことだけを考えて走った。

15kmほどで、小柄な可愛らしい女性が応援している。よく見ると、ゲストの市橋有里さんだ。彼女は道路の右側に立っていたので、ハイタッチしてもらうには離れすぎていた。残念。(市橋有里さん、かわいかったです。)ペースは5分10秒程度、後から考えたら、10-20kmは、少しアップダウンがあったので、もう少し押さえててもよかったのかもしれない。
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第28回篠山ABCマラソン その2 

2008-03-04 | 大阪日記
午前9時過ぎにJR篠山口駅についた。シャトルバスに乗れるはずなのだが、バスを待つ列が非常に長い。おまけに渋滞のせいか、なかなかシャトルバスが来ず、会場に着いたのは午前10時前だった。ステージで妙にテンションの高いおじさんが叫んでいる(誰やあれ?)、と思ったらゲストの赤井英和さんだった。

受付をすませ、暖かくなりそうだったのでナンバーカードを半袖のシャツにつけて着る。荷物を預けて急いで列へ。どこに行けばよいのか、よくわからないが、とにかく並ぶ。

間もなく午前10時40分、登記の部のスタートだ。運動会のような音楽が鳴り響いた。(ちょっと変じゃないか?)すぐに未登記の部の列がスタート地点に向かう。篠山城跡の道路は狭い。いつになったらスタート地点にたどり着くのやら・・・

考えてみたら、ストレッチなどの準備もできぬままだった。シャトルバスの遅れが想定外だった。もっと早く来るべきだったが仕方がない。まあ、どうにかなるだろう。午前10時50分にスタート、ついに初マラソンが始まったぞしかしながら、列はのろのろと進み、スタート地点までやってきたのはスタート後6-7分だった。
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