Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

雨の日のボブ・ディラン

2007年05月02日 | diary
 連休5日目。暴飲暴食で肥満推進中。荒川サイクリングの効果もなく、体重増加中。鏡に映った顔が丸くなっていた。やべい。今日は予定していた江ノ島のフリー・ライヴに行くのはやめて、遊び過ぎて遅れをとっていることをやるつもり。でも、その前に軽く運動など。海沿いのサイクリング・ロードを走ってこよう。それから公園を数カ所まわって、藤棚を見てこよう。きっときれいに咲いてると思う。

 昨日は、友人がボブ・ディランを抱えてやってきた。60年代のレコード達を。そして、箱に入った立派な装丁の詩集を。僕らは14時半から23時頃まで、ひたすら60年代のボブ・ディランの歌を聴いた。そして、たくさんのお酒を飲んで、だらだらといろんな話をした。

 レコードは、ファーストから順番に聴いていった。途中でギターを弾いたりして、時折、その立派な詩集を開いた。僕は、曲名までしっかりと訳してあることにびっくりした。“I Want You”が「お前が欲しい」と書かれてたりする。元々、邦題がついている曲にも、新たに独自の訳をつけてある。例えば、“Blowin' in the Wind”(邦題:風に吹かれて)が「風に吹かれている」。ふむ、確かに現在進行形だもんね。他にも、“One Too Many Morning”(邦題:いつもの朝に)が「余計な朝」、“Tears of Rage” (邦題:怒りの涙)が「憤怒の涙」、“You're a Big Girl Now” (邦題:君は大きな存在)が「君は今は大人の女」などなど。“Just Like a Woman” (邦題:女の如く)も「大人の女のように」だったっけな?なんでも、9,000円くらいしたらしい。英語歌詞の本と、日本語対訳の本が、2冊専用の箱におさまっている。装丁は、作家の全集のようだった。よくぞ買ったと思う。

 夜には、もうひとり加わった。彼はマックのバーガーを抱えてやってきた。そして、アーロン・ネヴィルのシングル盤を聴かせてくれた。“The Greatest Love”というとてもいい曲だった。

 玄関を開けると、外は雨が降っていた。2人は駅まで歩くと言った。そして、僕に手を降ると、雨に煙る夜の闇へと消えていった。なんだか妙にシュールだった。部屋では、ディランが“Idiot Wind”を歌っていた。邦題は「愚かな風」。「お前が口をうごかすたびに、愚かな風が吹く」。ディランはそう歌っている。