Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Sleep's Dark and Silent Gate

2007年05月11日 | diary
 昨日は帰ってからジャクソン・ブラウンを聴き、今朝もジャクソン・ブラウンを聴いてたりする。でも、頭ではレッド・ツェッペリンのことを考えてたりする。つまり、トーストを食べながら、オレンジ・ビール・カモミールのハーブティーを飲んでいるわけなんだけど、僕はこれを5回に1回くらいオレンジ・ピール・「カシミール」と勘違いしちゃうわけで、今朝なんかもちょうどそんなことがあったもので、それで「これって確実にツェッペリンのせいだよな」とついつい思っているうちに、レッド・ツェッペリンのことを考えていたと、そういうわけね。

 …って、んなことどうでもいいね。でも、そういうことってあるよね?

 昨日、いつものアナログ・バーに寄ったら、「ディランに孫っている?」とマスターに訊かれた。「いると思いますよ」と答えると、「なんかね、孫のいる小学校に行って歌ったらしいんだよ。そしたら、変なおじさんが怖い歌を歌ってるーって子供達に言われたんだってさ」とのこと。なんかわかる気がする…というか、目に浮かぶ。小さな子供が法事でお経を聞いて、怖くて泣き出すようなものか。きっと、先生の中には大変なことになってた人もいたと思うのだけど、それに同調して、いいとも思ってないのに「よかったです」とか言う子供よりは、怖いとか言ってる方がよっぽどましではある。でも、罰当たりであることに、変わりはない。

 昨日は、僕の務める会社にとって、この上ない幸運が舞い込んだ日だった。僕はすごくびっくりして、そして、なんだか感心してしまった。ここにはツキみたいなものが確実にあると思った。

 で、ジャクソン・ブラウン。『The Pretender』。高校1年生のときに、友人がくれた年賀状には、冬休みにこのアルバムを買ったという報告があった。“Daddy's Tune”が良かったと書かれていた。学校がはじまると、僕はすぐに彼にカセット・テープを渡した。数日後、ダビングされたカセットを部屋のラジカセで聴いたのを覚えている。とてもいいアルバムで、僕は深く感動した。友人が言っていた“Daddy's Tune”よりも、僕はその次の“Sleep's Dark and Silent Gate”が良かった。

 で、今でもこの曲が一番好きだったりする。深い後悔が刻まれた歌声は、どこまでも胸に痛い。誰にだって、こんな夜はやって来て、そして朝が来るのだと思う。