Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

froggies

2005年07月21日 | old diary
 昨日(から今日にかけて)の話。茅ヶ崎のロック・バー「フロッギーズ」に着いたのは午後の8時をまわった頃だった。店のドアを開けると、Mr.ロック親父といった風体のマスターがひとりで椅子に座っていた。「いらっしゃい。ビールでいい?」と、まずは乾杯。強烈に海を感じさせる曲が流れていたので「これ誰ですか?」と訊くと、「知らない?ジミー・バフェットだよ」との答え。ふーん。

 その後、ひとりふたりとお客さんがやってきたので、みんなであれこれと音楽話で盛り上がる。しかし、昨日はかかる曲かかる曲はじめて聴くものばかり。そのたびに僕は「いいですねー。これ誰ですか?」と訊くことになるわけで。すると、「なんだ知らないのか?カウボーイだよ。ほら(と天井を指差して)、真ん中ちょっと右にジャケットがあるよ」とか、「いいだろ?スティーヴ・イートンのこのアルバムは名作だね。“Rag Doll”なんてやばいぞ」とかとか…。昨日はほんとに強者揃いで、みんな当たり前のような顔してそんなことを言ってくる。普通は知らないと思うんだけどなぁ。でも素敵なのは、こんな話をしていても、これみよがしな態度やマニアックな狭量さが少しもないこと。音楽が好きで好きでしょうがないんだなぁというシンプルな気持ちが、笑い声と一緒にすーっと胸に沁み込んでくること。

 途中、ギターをまわし弾きする場面もあり。“Here There and Everywhere”や“Here Comes the Sun”といったビートルズ・ナンバーから、ジェイムス・テイラー、ボブ・ディランなど。僕もリトル・フィートの“Willin'”とスプリングスティーンの“Growin' Up”を歌った。女の子たちは、僕らの横で黙って歌を聴いていたり、他の話をしていたり。

 実を言うと、8月31日には、あのエリック・アンダーソンがこの店にやってくる。カウンターの奥にはそのために刷ったチラシが貼ってあった。若きエリックの写真の下で、店名=フロッギーズの文字が誇らしく踊っている。小さいけど素晴らしい雰囲気のこの店で、エリックの内省的な歌が聴けるのは、ほんとに感動的なことだと思う。もちろん、チケットは完売(というか、今日完売した)。「なにが感動的かってさ、エリック・アンダーソンのHPにうちの店の名前が載ってるんだよ」とマスターは言う。いいよね。こういうのをミュージック・マインドっていうんだろうな。

 結局、午前2時頃までだらだらと飲んでいた。帰りはマスターに車で送ってもらった。車の中で、僕らはずっとジャクソン・ブラウンの話をしていた。音楽の話はつきないのだ。

捨てられませんように

2005年07月20日 | old diary
 スプリングスティーンの紙ジャケ第2弾がもう店に並んでいるはす。で、今日はお店をあちこちまわる予定なので、そこで『Born in the U.S.A.』、『The Live 1975-1985』、『Tunnel of Love』を買おうと思っている。なんでこの3枚だけかというと、残りはCDで持っているから。今回の紙ジャケ・シリーズで、僕はこれまでレコードでしか持ってなかったものを揃えることにした。だから、シリーズはこれからもまだつづくわけだけど、僕にとっては今日をもって終了ということになる。

 スプリングスティーンの名作群がCDで揃ったのは嬉しいのだが(『Born to Run』は30周年記念デラックス・エディションを待っているので、まだ持ってないけど)、ここでひとつ問題が…。

 CDは揃っているのに、レコードは揃っていない。

 『Human Touch』以降に発売されたスプリングスティーンのレコードを、僕は持っていない。理由は、CDでしか国内盤が出なかったから。やっぱり訳詞がほしかったし、CDを持ってるのに同じ内容の輸入盤レコードまで買うこともないかなぁと。結局、時代はすすんでいるわけで、レコードで発売された作品はレコードで聴いて、CDで発売されたものはCDで聴く。いつしかこれが僕のひとつのスタンスとなっていった。

 例えば、レコード時代。A面が終わったらレコードをひっくり返してB面にする。このことは、アーティストも念頭において作品を作っていたはずでしょ。それだったら、そうやって聴くのが正しいでしょ。でも、逆に、最初からCDにするつもりで作られたものを、わざわざレコードで、A面とB面で分けて聴くというのは、上記と同じ意味においてちょっと違うような気がする。

 なんか話がまとまらなくなってきてんだけど、つまり、僕はそんな風に思ってたりする………んだけどね、もし「レコードとCDとどっちが好き?」と問われれば、これはもう誰がなんと言おうとレコードなわけで、好きな女の子とその他大勢くらいの差があるわけで。もう歴然なんですね。

 だから、なにが言いたいかっていうと、CDが揃っててレコードが揃ってないってことが、なんかこう、ものすごーく申し訳ないというか後ろめたいというか。こんな僕のことをレコードは許してくれるのだろうか?これまで通り愛してくれるのだろうか?もう心配で心配で…。はぁ…(深い溜息)。

渡邊商店

2005年07月19日 | old diary
 上大岡にある『渡邊商店』へ行ってきた。その昔、ニール・ヤングの名作にちなんで『ハーベスト』と名付けられたはずのその店が、どういう経緯をもってこのような変名をしたのか?けっこう謎だったりするのだけど、店内には、ジャクソン・ブラウン、グレイトフル・デッド、ピンク・フロイド、レオン・ラッセルなどのツアー・ポスターが、今もしっかりと飾られていた。

 リクエストができるというので、ジャクソン・ブラウンの『For Everyman』をお願いすると、ちゃんとアルバムをまるごとかけてくれるばかりか、僕らの会話を横で聞いてか聞かずか、つづけざまにバリー・マン、エリック・カズ、ローラ・アランという、ちょっと信じられないほど痒いところに手がとどくセレクトをしてくれるものだから、いやいや、思わず過剰に反応してしまったよ。お店のお兄ちゃんに「よくやった!」と親指をたてると、満面の笑顔で「まかせてちょーだい!」とばかりに親指を立てかえしてくる。そんなこんなで夜は更けて、「あー楽しかったねぇ。えっと、お会計お願いします」と言うや、ジャクソン・ブラウンの98年のブート・ライヴが流れ出すという。なんなんだ、この店は…。また、来ようと思った。

 関東甲信越もようやっと梅雨明けをした昨日、ハイロウズを観にお台場へ。他にもいろいろ出てたけど、ハイロウズが一番良かった。彼らの新曲のタイトルはずばり「サンダーロード」という。ヒロトもマーシーも、きっといい人なんだと思う。

Endless Summer

2005年07月17日 | old diary
 部屋の掃除はまだ終わってないけど、おかげさまで楽しい連休を過ごしている。

 昨日は、茅ヶ崎のブランディンにてビーチ・ボーイズの会があるからと誘われていってきた。いやー、やっぱりビーチ・ボーイズはいいね。つくづくエンドレス・サマーだと思った。今年は1月にブライアンが来日したわけだけど、あと少しすれば、フジ・ロックにビーチ・ボーイズがやって来る。とはいえ、それはマイク・ラヴとブルース・ジョンストンのビーチ・ボーイズであって、そこにはブライアンもアル・ジャーディンもいない。もちろん、カールとデニスも…。苗場は遠いし、彼らの持ち時間は1時間だけということもあって、結局はパスすることにした僕だけど、なんて言うのかなぁ、ブライアンだけ観てビーチ・ボーイズを観ないってのも、なんかおかしい気がしている。昨日の夜に聴いた、マイクとブルースによるビーチ・ボーイズの新曲(一般発売はされていない)はとても感動的だった。彼らは今もエンドレス・サマーの世界に生きていて、たくさんの夢を僕らに届けてくれる。これはほんとにすごいことだと思う。

 単独公演をやってくれたらとは思わない。観たければ、時間とお金を使って苗場まで行けばいいだけのことだ。青空の下で聴く“California Girls”。こんな開放的な切なさなんて、他のどこをさがしたってあるわけない。うーん、まいったなぁ。

 今日は昔に乗っていた自転車を久しぶりに組み立てた。しっかし、おんぼろになってたぜ。道具ってのは使わないとかくも無惨になるものなのかと反省&再認識。幸い、現役ばりばりの自転車仲間があれこれと手をいれてくれたおかげで、どうにか機能的にはかなりの復活を果たした。僕は彼が作業をする様子を黙ってみていただけ。せいぜいしたことといえば、前輪の泥よけの上に小さなパンダをのっけてみたくらい。えっとこれね、けっこうかわいいんだよ。走ってる間、ずっと揺れてるし。なごむ。

 川沿いの道を2人でぷらぷら。途中でプールがあった。気持ち良さそうだったから、こんど泳ぎにこようぜと言い合った。「プール行こうぜー」。「釣り行こうぜー」。少年だった頃、夏になれば、僕らは当たり前のようにそんなことを言っていた。そういや、女の子って夏にはなにをしてたんだろ?僕は毎日のように外で遊んでいたけど、思い返してみると、同じクラスの女の子達を見かけた記憶ってあまりない。

 あの頃、夏になると、君はなにをしていたんですか?

You Send Me

2005年07月16日 | old diary
 掃除をするはずが、また新たにダンボールを引っ張り出してしまった。ホコリが積もったその箱には、古いカセット・テープが入っている。リンゴ、ポール、ジョージの初来日公演の隠密録音とか、友達が作ってくれたコンピレーションとか、そういったものがあれこれと。目玉はラジオ番組を録音したテープで、例えば、1964~1970年までのヒット・ソングが各年ごとに入った90分テープが7本とか、やはり60年代のブリティッシュ・ビートを特集した46分テープが15本とかあったりする。ラジオならではのレーベルを超えた内容は最高だし、DJのべしゃりはすべてカットしてあるので演奏だけを楽しむことができる。だから、巷で売られてるこの手のコンピレーションCDで、このカセット・テープ君達以上に音楽的な意味をもつものなど、えっと、まずないと思うよ。まじで。

 それらを安物のラジカセで聴く。ものすごーく正しいことだと思う。この頃のヒット曲って、ラジオでかかったときに一番効果的に聞こえるように録音されてたりするわけで、あんまりいい音で聴くこと自体がどっかズレてるのかもしれない。

 で、こうした貴重極まりない(と思っている)ものにまじって、レコードやCDをそのまま録音したものもいくつか残ってたりする。例えば、オーティス・レディングの諸作。アナログ盤をさがしてる間、ひとまずCDを持っていた先輩に借りて録音したんだっけ。90分テープに2作品づつ入っている。でも、なぜか1本だけ、それもファースト・アルバムだけが、サム・クックのベスト盤との抱き合わせになっていた。A面がサムで、B面がオーティス。サムのベスト盤は他のをレコードで持ってたから、テープに録る必要はなかったはず。ちょっと気になったので、そのカセットをまじまじと見てたら、思い出した。

 サムに憧れ、サムを目指したオーティスは、サムの歌をたくさん歌っている。ソウルの誕生がいつかと問われたとき、サムの“You Send Me”のヒットをその瞬間にあげる人は多い。で、このベスト盤はその“You Send Me”から始まるわけでね。んで、オーティスのファースト・アルバムには、やはり“You Send Me”がカヴァーされてるわけでね。誰よりもソウル・ミュージックを体現した2人が、ソウルの産声とも言うべき“You Send Me”を歌っているのなら、これはやはり1本のテープにおさめておかないと…。そう20歳のMIYAI青年は思ったのでした。別に“You Send Me”が特に大好きってこともなかったんだけどね。

 なーんだ、けっこうロマンティックに音楽聴いてたんだ。ちょっとほっとしたのでした。

Sometimes It Snows in April

2005年07月15日 | old diary
 そうじ進行中。今朝はレコードを7枚、元の場所にしまった。洗濯もした。Tシャツを5枚とパンツを1枚。今、部屋の中にぶら下がっている。

 今日はとてもいい天気。なのに洗濯物は部屋の中。

 これはおかしいよ。よくないことだ。ほんとは陽の光をいっぱいに浴びて、楽しそうに風に揺れているTシャツやパンツを見ていたいのに。でも、今宵、僕の帰宅は遅いのだ。荻窪を千鳥足になって歩く会に参加するのだ。だから、それまで干しっぱなしってのもどうかと思うわけでね。まいったなぁ。

 まぁ、いいや。ほんとはどうでもいいんだ。こんなこと。

 明太子をいただいたので、久しぶりにごはんを炊いた。てっきり普通の真っ赤なやつがひとはらふたはら入っているのかと思いきや、ほぐされてイカと一緒に柚子味に染められたタイプのものだった。同じ明太子といっても、素朴な田舎娘と洗練された女優くらいの違いはあるが、僕はどちらも好きなので問題なし。海苔と一緒においしくいただく。

 プリンスの超絶名作『Parade』を聴きながら食べる柚子イカ明太子な朝。本当にすぐれた音楽って、どんな食べ物にも合うものですね。 

 プリンスは飾りたてない表現で、いくつもの素晴らしいラヴ・ソングを書いている。“Sometimes It Snows in April”もそんな歌のひとつ。いつも愛のために泣いたとプリンスは歌う。痛みのために泣いたことなんて一度もなかったと。いいことがずっとつづくことはないし、過ぎ去るまで、愛は愛にならないと。

 すごいね。こんな歌はなかなか書けるもんじゃないと思う。

平日の朝にばたばたやってみてから思うこと

2005年07月14日 | old diary
 部屋を掃除した。半分だけ。洗濯もした。えっと、半分だけ。だから、僕の部屋は半分くらいきれいになったことになる……のかな?そこまでいかないか?まぁ、いいや。連休までにはなんとかしよう。いつ友達が遊びにきても平気なように。

 昨年の今頃お世話になっていたリフォーム屋さんには、僕と同級生くらいの女の人が何人もいた。彼女たちはみんな結婚していて、小学生や幼稚園の子供をもつ母親だったりした。毎朝5時に起きて、洗濯機を2回まわして、朝食の準備をして、旦那を会社へ、子供達を学校へ送り出して、けっして仲がいいとは言えない年寄りにも声をかけて、9時には会社の椅子に座っていた。

 こういう毎日ってどんなもんなのだろうなとよく考えた。いろいろ聞いてみたいこともあったけど、結局はなにも聞かなかった。どうしてだかよくわからないけど、なんとなく失礼な気がしたのだと思う。

 そんなことを思い出しながら、ライアン・アダムスの『Heartbreaker』を聴いている。胸に痛い歌の数々。僕はこのときのライアンが一番好きだったりする。

 みんなで音楽をかけながら仕事をしていると、それぞれのツボというのが見えてくるもので、「MIYAちゃんは、ちょっとポップな沁みる系のナンバーがいいんだね」とか「MIYAIさんはジェントル・メロディが好きですよね」とか言われたりする。確かにそうなので、「うっす。サム・クックやオーティスのバラードなんてど真ん中ですね」と答えたりする。ちょっとささくれた感じが良くてね。ヴァン・モリソンのセレナーデとか。
 
 基本的に僕は音楽にあまり衝撃的なものを求めてはいないのだと思う。瞬間的なものよりも、長い時間の中で、静かにでも確実にそこにありつづけたような、そんな純粋さに惹かれるのだと思う。

うごめくようにして生きてます

2005年07月13日 | old diary
 なかなかすっきりと晴れてくれませんな。梅雨だからしょうがないんだけど。

 結局、週末に掃除も洗濯もしなかったことと、勝手にどたばた動き回っていたのと、風邪がもうひとつ抜け切らなかったこととで、今、僕の部屋の中はめちゃくちゃだったりする。乱れた布団、脱ぎ散らされた服、どこともなく置かれたCDと本と郵便物、開けっ放しの机の引出し、引っ張り出されたままのダンボール、シンクの中の汚れた皿、などなど。こうした中でも暮らしてはいけるが、あまりよろしいことではない。もっとちゃんとしよう。

 とはいえ、この世には僕なんかよりもずーっととっ散らかった部屋に住んでる人なんていくらでもいるわけで。僕の友人の中にも、「整理整頓」なんて言葉をそいつに言い聞かすほど無駄なことはないと思わせるくらい、それは感動的なまでに薄汚い部屋で虫が蠢くようにして生きている奴らが、えーっと、ひぃふぅみぃよぉ……、まぁけっこういます。だからね、「俺んとこなんて、まだまだだよなぁ」とかね、ついつい思ってしまいがちでね。人とは得てして悪い影響を受けやすいもの也。

 ところで「うごめく」って、春の下に虫を2つ書くんですね。蠢く。まったく、誰がこんな気持ち悪い漢字を考え出すのやら…。

 まぁ、いいや。掃除しよう。洗濯しよう。うごめいてるばやいじゃない。

僕の知らない彼女

2005年07月12日 | old diary
 くらくら気味の朝。とりあえず牛乳を飲んでみた。

 牛乳。うしのちち。そんなものを人間である僕が飲む。なにかが間違っているような、そんなことないような…。でもやっぱり牛乳は本来は牛さん達のものであって、僕らのためのものじゃないような気はする。だから、えっと、分けてくれてありがとう。

 牛乳なんてほんと久しぶりに飲んだけど、たまにはいいものですね。

 今日は作業の日…になると思う。あれ作ったり、これ作ったり、伝票出したり、梱包したり、発送したり……。まぁ、いいや。なんかCDでももっていこう。ロン・セクスミスとか。ヴァン・モリソンとか。

 友達が『B-ing』を買った。「とにかく音楽業界」とかいう特集で、なんとなく横目で覗いてみる。すると、仲良くしてるバイヤーさん(CDショップでの仕入れ担当者のこと)が載っていて驚いた。なんでも彼女は居酒屋のホール・スタッフからCDショップに転職したのだとか。なるほどぉ、あの明るい笑顔は居酒屋仕込みだったわけだね。どうりで…(なにがどうりだ)。

 僕は居酒屋時代の彼女を知らないし、彼女は毎日のように海で寝転んでいた頃の僕を知らない。でも、だからといって、なにか問題があるわけじゃない。ただ、友達の違った一面を知るというのはなかなか悪くない。

 例えば、ある程度親しくなると、その人のいろんなことを知りたくなるものだけど、言うまでもなく、知られたくないこともあるはずだし、僕にしたって相手が知らないでいてくれた方が気恥ずかしくなくて助かることを、それはもういっぱいもっている。それでも、人はしゃべったり知りたがったりをくり返すわけでね。ほんと、なんなんでしょうね。

腰を揉んでもらいたい時もある

2005年07月11日 | old diary
 とにかく今週末は「ずどどどどっ!」と痛快な音をたてて過ぎていったわけで、より正確に記述するならば「ぐびぐびぐびっ!」と過ぎていったわけで、そこには貴重盤とかなんてことない盤とか想い出話とかうんちく話とかポールとか600人の観客とかジャンプ・ミュージックとか替え歌とか心のベスト5とか音楽への愛情とか、そういったものがビールやワインや日本酒に流されて、僕も一緒に流されたりして、気がついてみれば無情で通常な月曜日を迎えていたという。そんな感じがしてしてして…やまない午後9時50分のイン・マイ・ルームでございます。

 なんつーかその、疲れた。おかげさまでかなんでか、ひいた風邪の抜けもよろしくない。「けほっけほっ…」と咳なんかしてて、ほんと可哀想な僕である。こんなことになったのも、すべては酒のせいだ。全面的に酒が悪くて、僕が悪いわけじゃない。ザッツ・リアリティ。

 今日は立ち飲み屋さんへ行ってきた。以前も日記に書いた酒屋さんの裏口にある小さなスペース。前はジャズ・ファンの人と知り合ったのだけど、今日はタワーレコードを辞めてアンマさんになった(なろうとしてる)音楽ファンの人と知り合った。だから、1杯のつもりが3杯になったのだと思う。

 ロック・バーとかより、こうした場所で音楽好きな人と知り合える方が、僕は嬉しい。