昨日(から今日にかけて)の話。茅ヶ崎のロック・バー「フロッギーズ」に着いたのは午後の8時をまわった頃だった。店のドアを開けると、Mr.ロック親父といった風体のマスターがひとりで椅子に座っていた。「いらっしゃい。ビールでいい?」と、まずは乾杯。強烈に海を感じさせる曲が流れていたので「これ誰ですか?」と訊くと、「知らない?ジミー・バフェットだよ」との答え。ふーん。
その後、ひとりふたりとお客さんがやってきたので、みんなであれこれと音楽話で盛り上がる。しかし、昨日はかかる曲かかる曲はじめて聴くものばかり。そのたびに僕は「いいですねー。これ誰ですか?」と訊くことになるわけで。すると、「なんだ知らないのか?カウボーイだよ。ほら(と天井を指差して)、真ん中ちょっと右にジャケットがあるよ」とか、「いいだろ?スティーヴ・イートンのこのアルバムは名作だね。“Rag Doll”なんてやばいぞ」とかとか…。昨日はほんとに強者揃いで、みんな当たり前のような顔してそんなことを言ってくる。普通は知らないと思うんだけどなぁ。でも素敵なのは、こんな話をしていても、これみよがしな態度やマニアックな狭量さが少しもないこと。音楽が好きで好きでしょうがないんだなぁというシンプルな気持ちが、笑い声と一緒にすーっと胸に沁み込んでくること。
途中、ギターをまわし弾きする場面もあり。“Here There and Everywhere”や“Here Comes the Sun”といったビートルズ・ナンバーから、ジェイムス・テイラー、ボブ・ディランなど。僕もリトル・フィートの“Willin'”とスプリングスティーンの“Growin' Up”を歌った。女の子たちは、僕らの横で黙って歌を聴いていたり、他の話をしていたり。
実を言うと、8月31日には、あのエリック・アンダーソンがこの店にやってくる。カウンターの奥にはそのために刷ったチラシが貼ってあった。若きエリックの写真の下で、店名=フロッギーズの文字が誇らしく踊っている。小さいけど素晴らしい雰囲気のこの店で、エリックの内省的な歌が聴けるのは、ほんとに感動的なことだと思う。もちろん、チケットは完売(というか、今日完売した)。「なにが感動的かってさ、エリック・アンダーソンのHPにうちの店の名前が載ってるんだよ」とマスターは言う。いいよね。こういうのをミュージック・マインドっていうんだろうな。
結局、午前2時頃までだらだらと飲んでいた。帰りはマスターに車で送ってもらった。車の中で、僕らはずっとジャクソン・ブラウンの話をしていた。音楽の話はつきないのだ。
その後、ひとりふたりとお客さんがやってきたので、みんなであれこれと音楽話で盛り上がる。しかし、昨日はかかる曲かかる曲はじめて聴くものばかり。そのたびに僕は「いいですねー。これ誰ですか?」と訊くことになるわけで。すると、「なんだ知らないのか?カウボーイだよ。ほら(と天井を指差して)、真ん中ちょっと右にジャケットがあるよ」とか、「いいだろ?スティーヴ・イートンのこのアルバムは名作だね。“Rag Doll”なんてやばいぞ」とかとか…。昨日はほんとに強者揃いで、みんな当たり前のような顔してそんなことを言ってくる。普通は知らないと思うんだけどなぁ。でも素敵なのは、こんな話をしていても、これみよがしな態度やマニアックな狭量さが少しもないこと。音楽が好きで好きでしょうがないんだなぁというシンプルな気持ちが、笑い声と一緒にすーっと胸に沁み込んでくること。
途中、ギターをまわし弾きする場面もあり。“Here There and Everywhere”や“Here Comes the Sun”といったビートルズ・ナンバーから、ジェイムス・テイラー、ボブ・ディランなど。僕もリトル・フィートの“Willin'”とスプリングスティーンの“Growin' Up”を歌った。女の子たちは、僕らの横で黙って歌を聴いていたり、他の話をしていたり。
実を言うと、8月31日には、あのエリック・アンダーソンがこの店にやってくる。カウンターの奥にはそのために刷ったチラシが貼ってあった。若きエリックの写真の下で、店名=フロッギーズの文字が誇らしく踊っている。小さいけど素晴らしい雰囲気のこの店で、エリックの内省的な歌が聴けるのは、ほんとに感動的なことだと思う。もちろん、チケットは完売(というか、今日完売した)。「なにが感動的かってさ、エリック・アンダーソンのHPにうちの店の名前が載ってるんだよ」とマスターは言う。いいよね。こういうのをミュージック・マインドっていうんだろうな。
結局、午前2時頃までだらだらと飲んでいた。帰りはマスターに車で送ってもらった。車の中で、僕らはずっとジャクソン・ブラウンの話をしていた。音楽の話はつきないのだ。