全自動洗濯機派

　昨日でパンツと靴下のストックがなくなったので、今日は朝から洗濯。たまりにたまった服たちを全自動洗濯機につっこみ、スイッチを入れる。あとは待つだけ。僕は全自動洗濯機ほど素晴らしい家電はないとさえ思う。特に冬はそう思う。

　先日、実家に帰ったときのこと。朝遅く起きると、お袋が洗濯をしていた。のそのそっと寄っていき、「昔と違って今は全部自動でやってくれるから楽だねー」と、しばしお袋と洗濯談義。柔軟剤の利用価値についてとか、どこの洗剤を使っているかなど、そういったたあいもない話をあれこれとする。そのときにお袋がぽつりと言った言葉。「あんたのは二層式だから大変ねぇ」。

　全自動だっつーの。

　僕が二層式を使っていることが、あたかも昔からの決まりだとでも言うようなお袋の発言。もちろんそこに根拠などない。やんわり否定してみると、「あらま、てっきり二層式を使ってると思ってたわ」…だとさ。どうすればそんな風に「てっきり」考えられるのか？なぜそう思ったのかを訊ねると、「なんとなく」との答え。うーん…。

　なんとなく二層式な男。ちょっと裏表がありそうなキャッチ・フレーズである。ひょっとして、他の人にもそう思われていたりするのだろうか。知り合いを50人くらい集めて、「はーい、この中で二層式洗濯機を使ってそうな人は誰でしょう？」てな集計をとったら、けっこう上位にくいこむ力をもっているのだろうか？

　どんなことであれ、誤解はとくべきであろう。えっとですね、僕はこれまで一度も二層式洗濯機を買ったことはありません。ずっとずーっと、全自動です。よろしく。