D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

REMARCOBLE('12)/Marco Sfogli

2013-02-03 14:45:45 | dreamtheater-connection
速くも2月に突入し今日は節分。
・・今年の恵方は“南南東”ですぜ。(笑)
昨日から急に春めいた好天が続き、暖かくて嬉しい反面、大丈夫か?地球・・みたいな。
閑話休題。

Dream TheaterのフロントマンJames LaBrieのソロ活動に関係したギタリストは数人いますが、中でもマルコ・スフォーリが抜群に光ってます。
その彼がソロ作を出しているという事を知ったのは、恥ずかしながらつい最近で、速攻で手配をかけました。(笑)
1stソロ“There's Hope”は未だですが、昨年末にリリースされたこの2ndソロが、とりあえず先に届きました。
彼の本国、イタリーはローマで纏められた音源のようですネ。


【Marco Sfogli】

で、早速聴きまくってますが、これがまた、なかなかよろしい出来でおます。

彼がJohn Petrucciを標榜していると公言するように、作風にはやはりドリーム・シアター的な音があちこちに散りばめられております。
しかしながら、インストのみという事もあってか、Steve VaiやJoe Satrianiらのイメージも垣間見られる感じかな。
ドロップD主体な割りには、全体的にさほどヘヴィーな音ではないのが、これまた面白いですねェ。

personnel:
Marco Sfogli(g,b,kb,per)
Salvyo Maiello(d on#1,3,5,7,9,11)
Virgil Donati(d on#2)
Peter Wildoer(d on#4,6)
Roberto Gualdi(d on#8)
Andrea Casali(b on#2,9,11)
Adam Nitti(b on#6,7)
Ray Riendeau(b on#4)
Lorenzo Feliciati(b on#3,5,8)
Alex Argento(kb on#2,4,5,7,8,9,10)
Matt Guillory(kb-solo on#8)
Pietro Ventrone(s-sax on#7)

本作の面子をみてると、先述ラブリエの“Static Impulse”への参加者も並んでますね。
ピーター・ウィルドア(d)を筆頭に、レイ・リーンドウ(b)、はたまたマット・ギロリー(kb)まで。
その他、なぜかヴァージル・ドナティ(d)の名もあったり。
近年、ヴァイとDTの関係者らによるネットワーク化がどんどん進んでおり、ファンとしては非常に嬉しい状況になりつつありますね。

上記ではあと、ロベルト・ガルディ(d)とロレンツオ・フェリシアティ(b)らは、スフォーリと共にパーマネントな活動を共にしている模様です。

tracks:
1.Intro
2.Jester's Tears
3.The Reaction
4.ReMarcoble
5.Heartburn
6.Far From Me
7.The Forest
8.Father To Son
9.Save Yourself
10.Song Of Ben And C.
11.The Barbarian

作風としては、先述したとおりなんですが、#4“ReMarcoble”や#6“Far From Me”を除き、ラブリエのソロのようなヘヴィーでフラッシーなイメージがさほど感じられないのが、少々意外でした。
その反面、繊細でメロウな部分が結構感じられ、メリハリが効いた音創りになってるのが特徴的ですね。
ミディアムテンポ主体なのも、聴きやすさという点では、狙い通りなのかもしれません。
ちなみに、上記のヘヴィー目な2曲は、DTぽくてなかなかナイスですよん。

で、YouTubeを漁ってみれば、本作からの映像も意外に出てきます。
しかしながら、ライヴパフォーマンスというより、デモ演ぽいのばっかじゃないすか。
本国イタリーでは、結構インストラクター的な活動が多いのかもしれませんね。

リズムに関しては、ゲスト、特にドラマーが数人居る割には当たり外れが全くなく、自身で弾くのも含めベースも皆手数が多く、全体的に結構フラットな仕上がりじゃないかと。
あと、ほぼ全曲に絡んでるキーボードのアレックス・アージェントって方も中々達者ですね。

てな感じで、幾つかチョイスしておきます。

まずは、エンドースしているIbanezギターのイタリー版でのデモ演から、#3“The Reaction”。
RGはペトルーチが昔使ってた事もあって、硬質でドライなサウンドが特徴的だと思います。
そういうサウンドをスフォーリ自身も気に入っているのでしょうね。
Marco Sfogli e Ibanez RG Premium - The Reaction


お次は、ちょいメロウなDTのバラードみたいな#5“Heartburn”。
中間部が少しジャジーで、DTの“Another Day”みたいな雰囲気もあったりですが、カンツオーネぽい展開が良い感じじゃないかと。
*NEW* Marco Sfogli - 'Heartburn' at Jamtrackcentral.com


最後に、個人的一押しの#7“The Forest”。
コード進行が面白く、5拍子のリズム配分も印象的で、本作の聴き処じゃないかと。
目を閉じて聴いてると、広大な森林やフィヨルドを抜け、大海原の上を飛翔して行くようなイメージが感じられますね。
・・これは良い曲だな、ホント。
Marco Sfogli - The Forest at Jamtrackcentral.com



あと、オマケに先述したパーマネントなバンドの映像なんぞも、貼っておきましょうか。
“Neon Karma”と名乗っているそうで、結構ヘヴィーな雰囲気ですね。
3人ともチョイ悪オヤジって感じで、流石イタリー。
Neon Karma - Sfogli, Gualdi, Feliciati - Enemy Gate



・・こんな感じで、機会があれば是非!


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