D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

The Stranger('77)Billy Joel

2012-03-28 18:08:50 | vocalist
世間では年度末ということもあり、何かと気忙しい毎日ですな。
今年も花粉症に襲われ絶不調なこともあり頭が廻らないので、本日は休みを取り朝から庭仕事に精を出しておりました。
中途半端に激しいにわか雨なんぞに見舞われたりしましたが、寒い中にも陽が射していて気持ちが良い一日でした。
閑話休題。

先日、尼のレコメンドで俄かに勢いづき、懐かしい作品を数枚ポチってしまったのが届きました。
その中の1枚が、本日のこれ。
ビリー・ジョエルの出世作となった”The Stranger”です。

この作品が出た頃、俺はまだ中坊でロック初心者でした。
確か”Best Hit USA”を観ていて流れた“ストレンジャー”のPVに見とれ、なぜか熱くなったのを覚えています。
同時期に”素顔のままで”なんて名曲もヘヴィロテが掛けられていたので、しょっちゅうPVを観てましたね。

特に“ストレンジャー”のブルージーなメロディと、PVに大きく映し出されていたゴールドトップのレス・ポールが印象的でした。

personnel:
Billy Joel(vo,pf,kb)
Doug Stegmeyer(b)
Liberty DeVitto(d)
Richie Cannata(t-sax,S-sax,clarinet,flute,organ)
Steve Kahn(g)
Hiram Bullock(g)
Richard Tee(organ on#9)
Phil Woods(a-sax on#3)
Phoebe Snow(cho on#9)
Patti Austin(cho on#9)
Lani Groves(cho on#9)
Gwen Guthrie(cho on#9)
Ralph MacDonald(per on#2,8,9)
Hugh McCracken(aco-g on#3,4,7,8)
Steve Burgh(aco-g on#3,7,e-g on#4)
Dominic Cortese(accordian on#4,5)

改めてクレジットをみてみれば、“ストレンジャー”の印象的なギターはスティーヴ・カーンじゃないすか。
PVでは多分当時のツアーメンバーが演じていたんでしょうね・・全然別人だった記憶が。
他にも、故ハイラム・ブロックや故リチャード・ティなんて懐かしい方々の名も。
また、フィービー・スノウやパティ・オースチンらといったスターもコーラスで参加してたりします。
プロデュースはフィル・ラモーンだったりと、今更ながら布陣の豪華さに驚いております。

tracks:
1.Movin' Out(Anthony's Song)
2.The Stranger “ストレンジャー”
3.Just The Way You Are ”素顔のままで”
4.Scenes From An Italian Restaurant ”イタリアン・レストランで”
5.Vienna ”ウィーン”
6.Only The Good Die Young ”若死にするのは善人だけ”
7.She's Always A Woman
8.Get It Right The First Time ”最初が肝心”
9.Everybody Has A Dream

ビリーの歌は、この後の“Honesty”あたりから何となくあざとく感じられはじめ、今まで作品購入まで到らず終いでした。
しかし、この頃の曲、特に”素顔のままで”なんて、全然気負わず素のままのパッションが実に良く現れていて、ほんとに素敵な曲じゃないかなと、今更ながら感じられます。
コード進行を追っかけてみれば、サビで転調したあと徐々に辻褄を合わせて行く音使いなんて、非常に面白く参考になりますね。

当時良く観てたPVは見つからなかったので、発表当時に近いライヴ映像をいくつか貼っておきましょうか。
・・いやはや、良い曲ばかりですねェ。

ビリー・ジョエル ストレンジャー


Billy Joel "Just the way you are" Live 1977


Billy Joel 1978 Movin' Out


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