Junk Scape('13)/ ジャンクフジヤマ

2013-06-22 13:51:00 | vocalist

天候不順のうえ色々面倒に巻き込まれ大変な目にあっております。
もう、音楽に逃げるしかない、って感じ。
閑話休題。

で、今日のお題は、最近のお気に入りです。もう毎日通勤時に聴きまくり。
新鋭？のヴォーカリストであるジャンクフジヤマさんのメジャーデヴュー作”Junk Scape”。
この春先にリリースされてるので、ちょっと遅ればせながらって感じですが、ご容赦下さい。

キャッチコピーは”21世紀型ハイブリッド・シティー・サウンド！”。
かつてナイアガラ・サウンドに親しんだ世代にとっては、妙に懐かしい感覚に襲われれる感じもありますが、当時のちょっと暗い湿り気は皆無で、あくまで呆気羅漢とした乾いた音なのが面白いです。
70年代後半の方法論を踏襲しつつ、今のJ・POPを席巻するようなまさに旬のサウンドを創り上げた、という点においては、言い得て妙なコピーですね。
・・捨て曲なし！向かう所敵なし！みたいな。

確か昨年だったか、俺が初めて彼の歌を聴いた折、山下達郎さんの新曲？と感じた記憶があります。
声質が達郎氏に激似で、微妙な歌い廻しにも共通点が多く、なんか懐かしいなあ、と思わず聴き入りましたね。
何より声量が豊かで安定したそのパフォーマンスに痺れました。

彼は既にインディーズから数枚作品をリリースされていて、デヴュー作のミニアルバム”A color”は、あのRie a.k.a Suzakuさんでも有名な”Poppin'Records”だったようですね。
で、早々にポンタ師匠に認められ、この度めでたく本作のリリースに漕ぎ付けた、という経緯があったそうです。

・・そうそう、このジャケにまずやられたんだっけ。
懐かしい大瀧詠一さんの”A Long Vacation”と同じ、永井博さんのイラストなんですよね。
判る方には感涙モノ、なのです。

personnel:
ジャンクフジヤマ(vo,g)
天野清継(ｇ)
今剛(g)
知野芳彦(g,cho)
松田肇(g)
坂本竜太(b)
岡沢章(b)
村上”ポンタ”秀一(d)
岸田容男(d)
外薗雄一(d)
宮崎裕介(kb)
井上鑑(pf,kb)
笹路正徳(kb,pf,rhodes)
斉藤ノブ(per)
富村”Turbo”唯(per)
本間将人(s-sax,a-sax,t-sax,organ)
近藤淳也(a-sax)
田中充(trumpet)
中野勇介(trumpet,flugelhorn)
川上鉄平(trumpet)
湯本淳希(trumpet)
鹿討奏(trombone)
黒澤沙紀(trombone)
原田彩香(trombone)
半田信英(trombone)
KAZUCO(cho)
ハルナ(cho)
原田卓也(cho)
浜田美樹(cho)
村瀬由衣(cho)

上記のように、多分ポンタ師匠の人脈で、凄い面子が集まってますね。
天野さん、今さん、岡沢さん、井上さん、笹路さん、斉藤さんあたりは、ピットインの世代だし、個人的に凄くツボです。
その他は、多分若い世代の方が多いと思うので、個人的にはほとんど馴染みが無い方ばかりですね。
でも、皆さん、凄腕ばかりっす。

tracks:
1.あの空の向こうがわへ(long ver.)
2.シェダル
3.誘惑
4.Wondering Again
5.パズル(calm ver.)
6.魅惑の唇(album ver.)
7.Brand-New Day
8.EGAO
9.Lonely Days
10.PROUD
11.聖夜の微笑み
12.ありふれた午後
bonus disc tracks:
1.秘密
2.Morning Kiss
3.パズル
4.I Just Wanna Stop
5.そっと振り向いて【未発表曲】
6.シェダル
7.あの空の向こうがわへ
8.トロピカル
9.ゆっくり歩こう

俺が持ってるのは、例によって初回限定版てやつで、ボーナスディスク付きです。
上記のように被りも少なく、ジノ・ヴァネリのカバー（#4）なんかもありいので、結構楽しめますねん。

で、最後にインプロ。全曲キャッチーでポップで最高！
グダグダ言うより、これはもう聴いて戴くのが早いですね。
幾つかPV貼っておきますので、完全版はCDをお買い上げのうえ、お楽しみ戴ければ幸いで御座います。

ジャンクフジヤマ／あの空の向こうがわへ【MUSIC VIDEO】