黒っぽい三筋山に変身です。
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■昨日、細野高原/三筋山で山焼きが行われました。
■全国草原再生ネットワークによると
明治・大正時代に国土の1割を占めた草原は
現在は1%にまで減少したそうです。
その昔、屋根材に、家畜の飼料に、堆肥に、燃料に、と
人々の暮らしにはなくてはならない物であったススキやスゲ。
草原を巡っての争いも絶えなかったそうです。
現代では、ススキやスゲは「資源」としての価値は少なくなり
日本各地の草原は、宅地、農地、ゴルフ場、スギの植林地などに姿を変え
また放置された草原は雑木林へと移行しています。
細野高原/三筋山では
かつて「宝の山」とも言われていた江戸時代より現在に至るまで
農家の人が中心となり山焼きをして
260ヘクタールにもわたる広大な草原を維持してきました。
■細野高原の山焼きは、秋の防火帯作りからはじまります。
全長13kmにもおよぶ草原の境界に沿って
幅9mほど草を刈り、枯れ草を取り除きます。
■そして迎える2月。
稲取地区の各町内会、町・町消防職員130人もの人々が丸一日を費やし
山全体を2方向から焼いていきます。
激しく燃え上がる炎も
やがて中央でぶつかり、酸欠になり一気に消火されるそうです。
(「全国草原シンポジウム ’08 in 東伊豆」
忘れられた草原の再発見/その保全と活用レジメより抜粋)
■今日の伊豆新聞によりますと
昨日の山焼きに参加した人数は135人。
適度な風にあおられ勢いよく炎が上がり
夕方前までに
約100ヘクタールの枯れススキ野原が焼けたそうです。
■一度死んだような草原も
土の中では脈々と新しい命がつながれ
4月には、「山菜の山」と化します。
山菜狩り!楽しみです。
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戦後、幸福を目指して、高度経済成長を成遂げた結果、得たものは・・・???
幸福の在り方を間違えてしまったのかな・・・
はあ~ケロケロ
バランス。。。そうか。それが答え、だ。
山焼きという、自然に反する作業で山焼きをすることで失われる「自然」もあって
でも、それによって再生する「自然」もあって。。。
人間は、他の生き物よりちょっとだけ器用な手先や頭脳を使って
微妙なバランスの中で
自然の一部として謙虚に生きて行くべきですよね。