祈りをささげた記念碑
■先日、伊東で行われた講演会を聞きに行って来ました。
この「東浦路の旅」シリーズを書く時の参考資料の一つにさせていただいている
『伊豆東浦路の下田街道』の著者 加藤清志先生の講演会です。
本を読んでいても充分面白みが伝わってきますが
やはり生のお話は面白い。
ますます東浦路に興味を持ちました。
さて、旅を続けます。
●11:39 町道横断し、お地蔵様へ
さかいまつ前のサイの神に別れを告げ、
道(旧県道)を横断します。
この道をそのまままっすぐ進むと「熱川ハーブテラス」へ行く事が出来ます。
坂を少し下り左の方へ折れていくと
やがて少し新らしい感じの地蔵堂があります。
中にいらっしゃるお地蔵様は
いたみが目立ちますが
お供えものがあったり、赤い涎掛けが真新しかったりして
近隣の方々に大切にされているのでは、と思いました。
このお地蔵様は 経典を読誦した記念に建てられた物で、
読誦(どくしょう)塔といいます。
台座右脇には
奉 建立六道能化地蔵尊
右意趣者法華経千部為
読誦供養也 維持延享元甲子天十月吉日
左脇には
自性院八世享山敬白 と書かれています。
つまり1744年に 法華経を1000回読誦した記念に
このお地蔵様を建立した、ということ。
1000回ですよ!!!
この頃、この地に何か事件があったのでしょうか。
自性院は、奈良本の奥の方にあるお寺で、伊豆88ケ所霊場30番札所になっています。
近いうちに、このお寺にも行ってみたいと思います。
★読誦塔
経典を何部、何回、何日読誦したかという行為を
記念に刻んだもの。
●11:43 再び旧県道へ。
橋(小川と濁川にかかる橋)を二つ渡り
坂を登ると再び車道へ出ます。
右へ行くと、熱川のバナナワニ園、温泉場へと行く事が出来、
左へ行くと、
旧県道へ戻ります。
左へ曲がり少し進むとT字路になります。
右前方に見えるの店舗は「カネヘイ商店」酒屋さんです。
かつて、東海バスの奈良本駅でした。
(この辺りの方に聞くと、バス停のことをバス駅とおっしゃいます。
伊豆急行が通るまでは、バスが重要な交通手段だったんですね~)
●11:46 三菱地所の別荘地入り口へ。
T字路を右折し、カネヘイさんの前を通り
三菱地所の別荘地入り口まで
車道を歩きます。
別荘地入り口は、変則十字路となっており
ここを左へ曲がります。
右へ行けば国道135号線にぶつかり、
まっすぐ進めば、この先伊豆高原の手前赤沢まで続いているので
国道の渋滞時、抜け道として使うこともあります。
●11:47 4体の石仏
別荘地入り口から程近い崖の上に
4体の石造塔があります。
4体とも、馬頭観音像のようです。
向って左から 嘉永12年(1852年)5年正月
そのお隣。
解読できず 手に持たれているのは何でしょうか?
ハスの花のような気もしますが、わかりません。
またそのお隣。文政8年(1825年)霜月吉日
右端。
文久2年(1862年)3月吉日
こちらの浮彫の馬頭観音は、印を結んでおられます。
実はこの観音様、ススキの中に埋もれていました。
この辺にあるはず、と行ったり来たりして
ふと、高いところを見上げたら
草の中にお姿が~~!
ちょうど、道具を持っていたのでお掃除をしました。
これで家族みんな、無病息災、まちがいなし!!
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