英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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能力を示す大切さ

2007年10月15日 | 子育て
一昨日、久しぶりに4歳の息子を怒りました。

シアトルでお世話になったホストマザー Judy の誕生日に、カードを贈ろうと思い、息子に私と妻の似顔絵を書いてもらいました。
「Judy さんが分かるように、ローマ字で自分の名前を書いてね。」という妻の言葉を聞いた息子は
「え~、出来ない。」

息子はアルファベットもローマ字も3歳の時点ですべて書けました。書けないはずがありません。しかし、息子から出てくる言葉は「出来ない」の一点張り。

業を煮やした私は
「書きたくないなら書くな!」
と大声で一喝。そこでようやく事の重大さに気づいた息子は泣きながら「書く~」と言ってきました。
「書きたくもないのに書いたってJudy さんは喜ばないよ。それよりも、書けるのに書けないと嘘をつくとはどういうことだ!」
結局、息子は、涙ながらにローマ字で自分の名前を書きました。
しばらくして、息子も落ち着いてきたところで、奥の部屋に呼び出して男同士で話をしました。

「どうしてパパに怒られたかわかるか?“出来ないことを出来る”と嘘をつくのはいけないが、“出来ることを出来ない”というのは、もっといけない。
これから大きくなったら、自分の出来ることをして、世の中の人のために役に立つことはとても大切なこと。出来ることをみんなの前で見せることは、恥ずかしいことでも何でもないんだぞ」と話しました。
そして、息子も笑顔で「わかった」と言ってくれました。

息子は、恥ずかしがって、出来ることをしないことがよくあります。日本人の謙遜の姿勢は大切ですが、やはり自分の能力を示すことは社会を生きていくうえで必要なスキル。ただし、決して「自己顕示をしろ」と言っているわけではありません。

息子には常に、前向きでいてもらいたいと願っています。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちいこ)
2007-10-16 03:57:45
お子様が描かれた絵、この時のエピソ-ドを
読んでうるっときてしました。
うちの娘もいつか絵を描けるようになるのかな。
英語教育と子育てについても楽しみにしています。
うちは日本語を話せるようになるかも心配しています。
周りで日本語を話せないお子さんをよく見かけるんです。日本語ではなしかけても返ってくるのは英語。
学校教育は英語。そして日本語をだんだん話さなくなってしまうそうなんです。私には困難がこれからたくさん待っています。私の英語もまだまだ不自由ですし。
英語道様、これからもいろんな面でヒントをお願いします。
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Unknown (ひろくん1956)
2007-10-16 04:59:46
昨日コメント頂きました。ありがとうございます。このお子さんとのエピソード、すばらしいです。英語に関しては、最近は仕事で使うことが少なく、やや停滞気味ですが、皆さんとの交流を通じて継続勉強したいと思っています。ご指導よろしくお願いします。
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Unknown (noobooboo)
2007-10-16 23:06:48
親の想いと子供のやる気とぶつかり合うことってありますよね。折り合いのつく日もあれば、つかない日もあったりして・・・。
まだまだ先は長いですよね^^

子供の姿勢を見て、私が学ぶことも多いこの頃・・・
置いていかれないようにしないと・・・
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Unknown (naoadamson)
2007-10-21 08:47:05
 英語で子育て、楽しみに読ませていただいています。

 私には子供がないのですが、児童英語の仕事に、5年ほど携わったことがあり、小さいお子さんに英語を教えることの大変さも、痛感しています。

 よろしかったら、私のブログでも、毎週土曜日に「キッズイングリッシュ」と題して、親子で英語を学ぶコーナーを設けていますので、ご覧下さい。 

http://blog.goo.ne.jp/naoadamson/e/fe3e29e611f8a3c0c64fd84079965372
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