英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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「コンパ」の語源

2022年12月23日 | 指導現場にて

難関大学を目指している生徒たちには、その大学を身近なものに感じてもらいたいので、私自身の大学時代の話をします。勉強、サークル、バイト、恋愛などなど話は尽きませんが、先日のある中3生との授業では、合コンについて話しました。

すると、「先生、コンパの語源って何ですか?」と質問。「たぶん、company にじゃないかな。”会社”の他に”仲間”や”付き合い”っていう意味もあるから」と答えながら、早速調べてみました。

【コンパ】

「仲間」を意味するドイツ語「Kompanie」、もしくは「会社、会合、交際、交友」を意味する英語「company」に由来し、明治時代に学生の隠語として使われ始めた。はじめは「コンパニー」と呼ばれていたが、のちに略されて「コンパ」と呼ぶようになった。本来は、男ばかり女ばかりの集まりも「コンパ」に含まれる。また、「合コン」は二組以上のグループが合同で行うコンパのことなので、男ばかりのグループ同士、女ばかりのグループ同士でも「合コン」となる。しかし、現代では「コンパ」や「合コン」といえば、男女の出会いの場を指すことが多くなっている。

語源由来辞典より

 

company を「会社」の意味だけで覚えていると、危ないです。昔、早稲田大学法学部で次のような英文が出されました。

He began his foreign travels early, spending two years in France and Italy in the company of his father in his early teens.

「彼は早くに海外旅行を始めて、十代の早い頃には父と一緒にフランスとイタリアで2年を過ごした」

 

in the company of ~は「~と一緒に、~に同行して」という意味です。「父の会社で」と訳していては、英語力はまだまだです。

 

私は浪人時代の代ゼミの冬期直前講習会で受講した潮田五郎先生の「基本多義語と精選文演習16題」でも習いましたが、基本語彙こそ多くの意味があり、知らないと誤釈してしまう場合がありますので、疑ってかかることが大切ですね。

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