卒業式の思い出

今週は高校の卒業式がピークを迎えています。昨日は私の母校・伊那北高校の卒業式。風が強かったですが、暖かい卒業式日和となりました。

私が高校を卒業したのは、もう25年前のことです。当時、どこの大学にも受かっておらず浪人確実だったので、卒業式は出たくなかったのが正直な気持ちでした。ふて腐れていたので、写真すら撮っておらず、卒業式当日の記憶がほとんどありません。

今思えば、大学受験の結果がどうであれ、卒業式当日は３年間を共にした友人たちと楽しく過ごせばよかったなと思います。まあ、これも若気の至りですね。辛い時こそ周りを見渡し、その雰囲気を楽しむ余裕さえ持てるようになったのは、大人になってからのことですから・・・。

南校舎玄関と将棋頭山

今では高校から望める景色さえ懐かしく愛おしく思えます。

高３生諸君、卒業おめでとう。英語では卒業式を commencement とも言います。この単語の第一義的意味は「始まり」です。ですから、卒業後は新たな道を突き進むことが大事なのです。でも、時には昔を振り返り、友人と過ごした日々を懐かしむのも悪くはありませんよ。高校での思い出を胸に、高く翔んでください。

伊那北高校・薫が丘から望む春の仙丈ケ岳