私が生まれてから約50年、半世紀にわたってお世話になった我が家のファミリードクター・樋代先生が、先月末に閉院されたためご挨拶にうかがってきました。
この写真は長野日報さんのHPよりお借りしました。長野日報さんの記事「51年の歴史に幕 伊那の樋代医院が今月末閉院」もお読みくださいね。
私の記憶が残っているところでは、幼稚園の頃から熱が出たら診てもらって、注射を打ってもらっていた記憶があります。小6で虫垂炎と腹膜炎に罹患した時や、東日本大震災で甲状腺の常備薬が不足した時、そして、インフルエンザや胃腸炎になった時など、親身になって診ていただきました。5年前にインフルエンザに罹って40℃の熱が出た時は、休診時間中にもかかわらず病院を開けていただき、日曜日には「どうだ、熱は下がったかい?」と電話をいただき、点滴を打ってもらったこともあります。
2024年3月30日 撮影
ご挨拶に伺った時は、私のランニングの話になり、歳を重ねてから足腰を鍛える重要性もお話ししてくださいました。「フッケン先生(私のことを今でもこう呼んで下さいます(笑))、最後に鍛えている足を触らせてよ」と触診して下さいました(笑)。「腓腹筋に大腿四頭筋と大殿筋。うーん、やっぱり走っていると、筋肉一つ一つが引き締まって、張りが違うね。こういう風にならなくちゃいけない」と、最後にお褒めの言葉もいただきました。
地元医療に献身されて51年。その功績は一言では言い表せません。そして、医者としてはもちろんですが、私が最も尊敬するのは、88歳まで51年間、同じ場所で一つの仕事に従事し続けて来られた事実です。先生の生き様を見て、私も地元の英語教育に献身する覚悟が出来ました。
仮に私も先生と同じ歳まで仕事をするとしたら、あと36年もあります。今月でトラスト英語学院を開塾して10年ですから、私なんてまだまだヒヨっコですね。樋代先生のような親鳥になれるよう、今日からまた生徒一人一人と向き合ってまいります。