お盆休みが終わり、今日から仕事を再開です。
このお盆にお墓参りに行った際、墓石に刻まれた墓標を詳しく見たところ、昭和3年(1928年)3月20日に二人のご先祖様が亡くなられていることに、初めて気づきました。しかも一人は二十代です。私から見れば3世代・4世代前になりますが、言い伝えや書面での記録も全くないので、当時何が起こったのか知る由もありません。考えられるのは、災害、コロナのような感染症、または戦死か事故死か・・・。
我が家のお墓は、母校・伊那北高校の裏手にあります。
インターネットなどで1928年ごろの日本の情勢を調べてみましたが、その10年前の1918年にパンデミックを起こしたスペイン風邪が8月に日本に襲来し、国内で39万人が死亡したとありますが、1928年前後には特に大きな災害や戦争はなく、感染症の大流行もなかったようです。しかし、ペストや結核のような感染症は常にあったようですから、当時の公衆衛生環境を考えれば、可能性はあります。いずれにしても、同日に一家で二人が亡くなるなんて、当時も大騒ぎだったと容易に想像できます。
没後100年近く経って初めて、ご先祖様と当時の情勢に思いを馳せました。3月20日と言えば春のお彼岸と重なりますから、これからもお墓参りを続けていこうと思いました。