江戸中期の哲学者である三浦梅園の著書『梅園叢書』に次のような文章があります。
英語ができるようになるには、少しでもいいので毎日続けることです。土・日にまとめて勉強しても、効果は上がりません。
学に志すもの、昼夜、つとめはげむといへども、半月を過ぎ、一月を経て、怠る心はやくも生ず。馬ははやしとて、朝しばらく走りて止むに、いかでか牛の終日歩くにおよぶべき。谷間の石の磨かるるも、井げたのまるくなるも、一朝一夕の力ならず。今日止まず、明日止まず、しかうして後そのしるしあり。人一生の力をその道に使ふさへ、なほその奥義にいたることはやすからず。むかし、李白書を匡山にて読む。他の地に行きし時、道にて老人の石にあてて斧をするに会ふ。これを問へば、針となすべきとてすりしと言ひけるに感じて、さらにつとめて書をよみ、つひにその名をなせり。その道の達人になるには、毎日継続して努力を重ねることが大切だと説いています。
英語ができるようになるには、少しでもいいので毎日続けることです。土・日にまとめて勉強しても、効果は上がりません。