今年の一橋大学(前期)で出題された英文を授業で使うため、予習に取り組んだ。ナショナリズム(民族主義)が遺伝子によってもたらされる行動であるという理論を、現代国家の民族多様性の観点から逆説的に批判した、極めて抽象的ではあるが興味深い文章。
おそらく、高校生には到底理解が難しく、自分が高校生の時にこの英文を読んでいても、全くのお手上げ状態だったであろう。しかし、現在は学問的に興味深い英文だと感じられる。
そう、ここに英文読解力を伸ばすヒントが隠されている。つまり、
①確立された文法知識を用いて英文に接すること
②背景知識の強化をしておくこと
である。きちんと英文解釈が出来ても、その英文が何を言おうとしているかわからない場合が多いと感じる場合は、その英文で述べられている背景知識が乏しい場合が殆どである。
幸いにも、僕の場合は、パレスチナ問題などの民族紛争や宗教問題に興味があって、日本語で書かれた文献にも数多く触れてきた。そのため、関連した事柄が英文で出題されても、スーッと頭に入ってくる。
英語を読む場合だけでなく、発話する際も、以上のことは重要である。換言すると、いくら流暢に英語を話すことが出来ても、中身がなければそれまで。ネイティブは相手にしてくれないであろう。ゆっくりでもいいから、きちんとした文法で文を組み立て(もちろんある程度のスピードは必要)、中身のある知的な発話を心掛けている人こそが、真の英語の使い手であると考える。
おそらく、高校生には到底理解が難しく、自分が高校生の時にこの英文を読んでいても、全くのお手上げ状態だったであろう。しかし、現在は学問的に興味深い英文だと感じられる。
そう、ここに英文読解力を伸ばすヒントが隠されている。つまり、
①確立された文法知識を用いて英文に接すること
②背景知識の強化をしておくこと
である。きちんと英文解釈が出来ても、その英文が何を言おうとしているかわからない場合が多いと感じる場合は、その英文で述べられている背景知識が乏しい場合が殆どである。
幸いにも、僕の場合は、パレスチナ問題などの民族紛争や宗教問題に興味があって、日本語で書かれた文献にも数多く触れてきた。そのため、関連した事柄が英文で出題されても、スーッと頭に入ってくる。
英語を読む場合だけでなく、発話する際も、以上のことは重要である。換言すると、いくら流暢に英語を話すことが出来ても、中身がなければそれまで。ネイティブは相手にしてくれないであろう。ゆっくりでもいいから、きちんとした文法で文を組み立て(もちろんある程度のスピードは必要)、中身のある知的な発話を心掛けている人こそが、真の英語の使い手であると考える。