たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

grubの再インストール

2008-09-11 19:19:36 | Vine4.x
起動しないのは、そもそも、何らかの理由でブートローダーがおかしくなったのが原因かも知れない。
とりあえず、grubの設定をやり直すためにはVineを起動させることが必要だろう。そう考え、フロッピーディスクからの起動を試してみる。
grubをインストールしてある、いわゆる緊急起動用フロッピーからの起動だ。Vine4からはインストール時に起動ディスクを作るオプションがなくなったので、別に用意したものだが、ここに来て役に立つ。
起動ディスクを入れてマシンを再起動すると、grubのプロンプトが現れる。
grub>
ここにオプションを入力して、OSを起動させる。無事に起動したなら、
#/usr/sbin/grub-installコマンドを使って、プライマリハードディスクのMBRへgrubをインストールする計画だ。
問題なのは、プライマリハードディスク/dev/hdaの具合がどうやらおかしいこと。もし物理的にだめになっていたら、このやり方は使えないだろう。
準備は、マシンの起動順序をフロッピードライブからにしておくこと、grubの設定ファイルの内容をメモしておくこと。設定ファイルは/boot/grub/grub.confまたはmenu.lstだ。

grub>root (hd0,0)
grub>kernel /vmlinuz
grub>initrd /initrd.img
grub>boot
以上が基本的な、起動のためのコマンド。2行目と3行目の末尾に、必要なオプションを加える。
入力の内容を間違えると、kernel panic!を表示して停止してしまう。

設定ファイルmenu.lstの内容を注意して正確に入力、bootさせると、Vine4が無事に起動!
つぎは、grubをMBRへ再インストールする工程だ。
$sudo grub-install --root-directory=/ /dev/hda1
上記のコマンドを入力し、MBRを書き換える。
しばらくのあいだ、HDDの書き込みに時間がかかる。端末の表示が戻ってきたら、作業終了。
マシンを再起動してみる。
ところが、Vineは起動せず、grubのプロンプトが再び表示された。エラーメッセージは、"error 2"
不正なブロックが選択された、というエラーのようだ。grub-installのオプションを間違えたのかも知れない。
起動の仕組みをおさらいしてみる必要がありそうだ。